読モデビュー-3
「都姫、都姫を見た俺が、抱きたくて抱きたくて仕方がなくなるぐらいの企画にしてよ。狙った男を確実に仕留める女の姿を見せてくれよ。それを見て俺をその気にさせてくれたら、たっぷりと抱いてやるから。」
鉄平は都姫の髪をゆっくりと撫で下ろし、見つめる。
「ホント…?」
「うん。約束するよ。この熱り勃ったので、都姫をメチャクチャにしてやる。」
そう言って股間を触らせる。
「…大きくて…堅い…」
ゾクッとする都姫は女のスィッチが入ったようだった。
「じゃあ堂々とこの企画をやり遂げましょう。」
見つめた都姫の目つきが変わっていた。いつも控えめな都姫の目は消え、アグレッシブで妖艶な輝きさえ感じる。
「ねぇ、本気出して…いい?」
あまりに雰囲気が変わり、鉄平が戸惑うぐらいだった。
「は、はい…。」
「下着は今から自分で選んで来る。あとトップスも少し気に入らないから、自分で選んで来る。」
「わ、分かりました。」
都姫はブラウスとスカートを着てショップに向かって行った。
(いやいや、変わりすぎだろ…)
もしかしたら都姫は芯の強い女なのかも知れないと思った。予想以上の変わりように鉄平は少し嬉しくなる。
(クソエロいCEOが見れるぞ!)
胸がワクワクしてきた。鉄平は一旦会議室に戻る。
「あ、ちょっと今、CEOが服を選び直したいって話になってショップに買いに行ってるので待ってて下さい。」
鉄平はみんなにそう言った。
「えー、CEO、本気になったんじゃないのー!?」
「なんか積極的なCEOとか、ちょっと楽しみ♪」
CEO自ら率先して企画に取り組む姿にワクワクするスタッフ達。一体どんな、CEOが見れるのか楽しみだった。
控え室に戻る鉄平。暫くすると都姫が紙袋をいっぱい手にして戻って来た。
「一先ず全部チェックして?」
「は、はい。」
都姫は下着から水着まで、鉄平の前で一通り試着した。
「す、素晴らしい…。これは…大反響確実です。」
「そう?良かった。」
「じゃあ、みんなのトコに行きますね?」
「うん。」
鉄平は先に会議室に戻り、いよいよ都姫のファッションショーが始まる。