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テレス・キオネ
【ファンタジー 官能小説】

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テレス・キオネ-2

私は毛皮のコートを重ねて着こむと、鈎竿と氷用のドリルをつかんで、たそがれる湖面へ降りた。
一面の氷を見渡す。灰色と黒に近い紺の世界。そこにはもうだれもいなかった。
キオネの捜索はあきらめられたのだ。天気が良ければ続きは明日になるのだろう。
ただ、私だけがある一角を目指してまっすぐ歩いて行った。
まるでこれから釣りでもするかのように、氷にドリルで穴をあけていく。
人が通れるほどの大きさになるまで、いくつもの穴をあけて、穴の間を崩した。
鈎竿を入れて探ると引き出す。
鮮やかなドレスの残骸と一緒に浮いてきたキオネの金色の髪、それをひっぱり、体を引きあげた。
うつむきにすると、ドレスの背中を開き、硬く締まるコルセットの紐を切った。
前を向かせ、ドレスの前をはいで、胸を出した。もう大人も顔負けの乳房が現れる。
その谷間に手を入れて心臓の動きと呼吸を見た。
心臓はじっと待っていると1分に一度くらい、ゆるく脈打っている。
≪これでいい≫ 思った通りに生きている。ほっとしてキオネの乳房をなでてやった
魔法の処置が早かったおかげで肺にも水は入っていないようだ。
≪よくがんばったな≫ 乳房をつかんで揉んでやる。
せっかく目の前にあるのだ、これだけは我慢ができない。
リンゴを詰まらせた白雪姫のように、糸つむぎの呪いの針に刺された茨姫のように、今のキオネも眠っている。
数時間を1分と感じるほどに代謝をおとしているのだ。つまり水の中に1分ほどいた感覚だ。
着膨れしたコートを一枚脱いで、それでキオネをくるむと、抱え上げて山に入った。
奥には狩り小屋がある。今使われているものではない。何十年も前に崩れた古いものの方だ。
そこを馬番のドウラにきれいにさせていた。
やつは頭は足りないが力はある。
ひそかに廃屋の奥に小さなひと部屋を作って、何かあった時のための備品を置いていたのだ。
真っ暗な中、やっとの思いでたどり着いた。私にはドウラの様な怪力はない。キオネをテーブルの上に寝かす。
部屋を暖めて湯を沸かすために暖炉に火をつけた。
そこで異変に気が付いた。灰がまだ暖かかったのだ。
隠し金庫を見た。
「ドウラの奴め」大笑いした。≪ばかだと思っていたが、そうでもない≫
金はなかった。先に来て、持って逃げたのだろう。
私たちは医学のために何人もの少女をひそかに連れてきていた。
キオネの捜索で警察も動く、そうなったら誘拐の件も知られる可能性が高い。
それを実行したドウラが見切りをつけて逃げたのだ。
もう、手持ちでいくしかなかった。
湯が沸くと、汗で濡れた服を脱ぎ、お茶を飲んで凍えた体を温めた。
そのあと、裸のままでキオネの服をすべて脱がせた。
まず、顔を洗ってやった。
櫛と手で、金色の髪に絡まった水草を取って、湯をかけてゆすいでやる。
血の気のない肌は白く冷たく雪のように見えた。紫色の唇を触りかけてやめる。
ぬめるような肌をなでながら、体を洗っていくが、唇にだけはさわらない。
白雪姫も茨姫も、唇に触れるから生き返り、永遠の美しさを消してしまうのだ。
寝たままにしておけば、永遠に抱いてやることもできる。
洗ってやりながら柔らかい乳房を揉んだ。腹、腰、下腹と手でこすり洗いをしていって、太ももを大きく開く。
スポンジに新しい湯を含ませて、今まで見ることも許されなかった秘部に手をやった。
固く閉じた扉を開いて、湯を流し込み、指を滑らせる。
奥まで続くピンク色の肉のひだを眺め、そっと指を入れる。
そこでがまんがしきれなくなった。下腹の大きくなって言うことをきかないものを突っ込んでやる。
熱を持った私のものが冷たい穴の中で冷やされ、身震いする。


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