クラスメイトとババロア作り-2
双方とも300CC計りながら
ボールに入れる
「その牛乳の中に砕いたチョコレートを入れて
電子レンジに600ワットで1分ちょっと加熱」
まずは幸子と句美子の方から加熱していく
加熱したあと
「加熱後に粉ゼラチンを15グラム投入して
ゼラチンが溶けるまでませて常温で冷ます」
ここまでの工程を
幸子と句美子の方はしていくのを見ながら
詩織と小百合も同じようにしていく
「そして もう一つのボールに生クリームを
600CC入れる
そして泡立て器を使ってとろみが出るまで
6分間泡立てていく」
「ここの工程が疲れるから
二人で交代してやった方がいいよ?」
幸子が追加でそう言う
「ゆきちゃんとくーちゃん さっきからみてるけど
これ 1回作ったことあるの?」
と…詩織が聞いてくる
「うん 昨日 試作として作った」
「そっか 手際がいいと思った
あと 私たちのためかな?」
「うん それはあるかも こっちがやってるのを見て貰いながら
作って貰うのがいいと思って」
「ありがと」
「ううん」
双方が6分立てを終わらせると
優依が次の工程を指示する
「さっき 常温で冷ましていたチョコレートを
少しずつ生のクリームの方に入れて混ぜていく
すべて混ぜ終われば…あとはカップに入れて
冷蔵庫に2時間冷やす」
幸子と句美子の方を見つつ
自分たちもやっていく詩織と小百合
双方ともチョコレートと生クリームを混ぜ終わり
カップに入れていく作業をしていく
詩織と小百合は6人分
幸子と句美子は…優依もふくめて父親3人のをカップに入れたあと
残りはタッパの方に入れていく
「ゆきちゃんたちはタッパに入れるってどういうこと?」
「あ お父さんに渡すだけのは3つ作って
あとは自分たちで食べるからタッパにして
食べるときに切り分けると言う感覚」
「そうなのね くーちゃんもちょこちょこここにくるってこと?」
「うん そのつもり」
「そっか そう言えば くーちゃんとゆいちゃん
幼稚園の時は仲良かったもんね」
「しおりちゃん そこまで覚えてたの?」
「うん」
「わたしが自信なくなって小学校では違うクラスになったりで
ゆいちゃんとゆきちゃんといることが減ったのを
しおりちゃんが誘ってくれたんだったよね」
「そうだね いま わたし 男の子のことで頭いっぱいで
周り見えてなかったからごめんね
さゆりちゃんも付き合わせちゃって」
「あ ううん」
カップに入れ終わると
冷蔵庫に入れていく
「これで2時間ひまになるけど
どうする?」
詩織と小百合は考え込むと
「せっかくだしゆいちゃんとゆきちゃんと
おしゃべりしたい」
詩織が言う
「それじゃ、みんなで客間にでもいく?」
優依が提案して
全員で客間に行く
「えっと そのパソコンって」
詩織がディスプレイ等おいているところを
指を差しながら言うと
「あ それ わたしのパソコン 昨日 自室から移動させた」
「「え?」」
詩織と小百合が驚く
「うん くーちゃんも同じ反応だったし
普通の小学生がパソコンなんて持っている方がおかしいもんね」
優依がそう言うと
句美子も
「あはは…」
笑うしかなかった
「普通じゃない小学生…もう一人そこにいるけど
ゆきちゃんの方も?」
「むぅ 普通じゃない小学生…そりゃ、自覚はあるけど」
幸子はそんなことを言う
「それで ゆきちゃんもパソコンあるの?」
「あ うん ある」
「やっぱり…すごいなぁ
それで…ゆいちゃんの提案でおちんちん握って
泣かせちゃったんだけど」
「うん」
「やり過ぎたなぁって」
「そりゃまぁ やり過ぎたね」