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上野家のある週末
【SF 官能小説】

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反撃-5

恵も笑い、

「この銀河の知的生命体は全てヒューマンタイプだわ。」
「それには訳があって、遥か気が遠くなる昔にこの銀河にエイファーと呼ばれる種族がいたらしいの。」
「エイファーは、この銀河の生命が住めそうな星に自分達の種の元を載せた宇宙船を派遣した。」
「無数の命の船を、それでこの銀河の知的生命はみんな似てるの。」
「違うのは環境による若干の見た目と進化の速度位。」
「アルファ、ベガァ、人類、みんなエイファーの子孫見たいなものよ。」

と説明する。正輝は、

「エイファーはもういないの?」

と聞くと恵は頷き、

「ええ、いないわ。」

と頷き同意する。正輝は続けて、

「エイファーはどうなったの?」

と聞くと恵は頭を振り、

「分からないわ。」
「手掛かりは少ないの。」
「滅びたのか、他の銀河に向かったのか。」
「エイファーの痕跡を探す事もアルファの惑星探査の任務の一つなの。」

と話す。正輝は考える様に、

「そうなんだ。」
「人間もエイファーの子孫なのか。」

と頷く。そして気になっていた事があったので口にする。

「あのベガァ人達って、いきなり襲って来たよね。」
「母さんが目的だったの?」
「アルファとベガァは仲が悪いの?」

と聞いた。恵は頷き、

「ええ、そう。」
「私が目的だわ。」
「彼等は、この星に居てはいけないの。」
「協定で禁止されているの。」

と話した。恵は、アルファとベガァが数百年に及ぶ戦争で大きな三つの戦いの末ベガァは壊滅的な敗北を喫して銀河の端の方に追いやられた。ベガァの滅亡を望まないアルファが停戦と協定を持ち掛けようやく戦争が終わったばかりだと説明する。

「彼等は有人惑星には足を踏み入れる事は許されていない。」
「当然、有人惑星の資源の採掘は許されない。」
「極限られた宙域での活動しか出来ないの。」
「あの二人、もしかしたら他にもいるかもしれないけど地球で協定違反の資源採掘をしていたのよ。」
「私の存在を知り、協定違反の発覚を恐れ捕らえるか殺そうとしたのね。」

と話す。正輝は、恵の話を黙って真剣に聞いていたが、

「どうするの、これから?」

と聞く。恵は顔をしかめ、

「私のミスでシップが彼等のウイルス攻撃を受けて、今修復中なの。」
「シップが正常化しないと本星に連絡が取れない。」

と残念そうな表情になり、心配そうに自分を見ている正輝をみて、

「大丈夫よ、マザーが今頑張ってウイルスと戦っているわ。」
「時間は多少掛かるけど、回復すると思う。」

と答える。正輝が、

「マザー?」

と言うと恵が、

「シップのAIよ、私のパートナー的な存在。」
「私に助言や提案をしてくれる。」
「あなたの育て方もマザーと相談して決めてきた。」

と言い、

「マザーがシップを正常に戻し、本星と連絡を取りベガァの協定違反を知らせる。」
「シップの正常化まで待つしか無いわ。」

と説明する。恵は正輝を見て、

「だから、シップが元に戻るまでこの家から出ないで欲しいの。」
「先ほど設置したシールドならベガァの普通のシップクラスの攻撃なら防げる。」
「それまでは、学校にも行かないで。」

と真剣な表情で話した。正輝は頷いて、

「分かったよ、母さん。」
「何処にも行かない。」

と返すと恵は笑顔になる。そして、恵は少し間を置き顔を赤らめ、

「今日有った事は、例外的な出来事だと理解して欲しいの。」

と俯いて言いにくそうに話す。正輝はすぐに母親が何を言わんとしているのか理解した。二人の狂乱の様なセックスの事だ。恵は更に顔を赤くして、

「言い訳になるけど…」
「彼らにベガァの媚薬を大量に飲まされ正常では無かったの…」

と消えいる声で呟く。正輝は頷き、

「分かっているよ、母さん。」
「僕を守る為に、母さんは連中の言いなりになったんだ。」
「僕も薬を飲まされ、普通じゃ無かった。」
「あれはしょうがない出来事だよ。」

と言い、母親の言葉に理解を示す。恵はホッとした表情になりぎごちない笑顔を作った。食事が終わり、いつもの様に後片付けを二人でして終わると正輝は、いつもの様に自分の部屋に戻った。ベッドに寝転び目を閉じると、自然と母親の裸体が浮かんで来る。

そして、母親の身体を自分の欲望のまま貪った事も。母親には薬のせいだと強調したが、そればかりじゃ無かった事は自分自身では分かっていた。下半身に動きを感じて見ると短パンを突き破らんばかりに性器が硬直していた。

(止めろ、大きくなるな!)
(母さんはあの事を後悔しているんだぞ!)

と叱り付けるもますます性器は硬くそそり立つ。正輝は心の中で自分を罵倒しながらも母親の裸を思い出し、乳房を思い出し、膣を思い出し自らの性器をしごいた。母親の乳房を揉みしだいた感触を思い出し、膣を指で掻き回した感触を思い出し、母親に性器をフェラされた感触を思い出して性器を持つ手に力を入れる。

母親の膣を舐めた感触を思い出し、膣の中に性器を突き立てた感触を思い出し、母親の顔に精液を撒き散らした感触を思い出した時大量の精液を天井に向け発射した。

正輝は自慰行為の後始末をしながら駄目な自分を蔑んだが、再び性器が大きくなってくるのを見て、

(ベガァ人の強壮剤のせいなのか?)
(それとも僕が母さんとセックスした事で興奮しているのか?)

と思い、どちらか判断は付かなかった。その後も我慢出来ず数回オナニーをしてしまい、そんな自分に呆れ早く寝ようと思った。眠れぬのでは心配だったがすぐに眠気が来た。自分が思っていたよりハードな1日だったんだなと思いながら眠りに落ちた正輝だった。



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