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月の裏側
【調教 官能小説】

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嫉妬-4

社員旅行など行きたくなかった。美月と祐が付き合っていることは、だいぶ知れ渡っていた。離婚をしているので問題はないが、一回りもある年齢差は、社員たちの好奇の的になっていたのだ。

宿につき、お風呂に入る。美月は仲の良い同僚と露天風呂にいたが、だいぶ後輩の薫子が声をかけてくる。薫子は、婚活真っ只中で仕事は腰掛け程度のある意味わかりやすくやる気のない社員だ。
昔、祐を何度も飲みに誘ってきたこともあったようで、美月に敵意があることも一目瞭然だ。

「美月さん、化粧品って何を使ってるんですかー?」などとあからさまな質問をしてくる。
適当に答えていると
「美月さんは、色気がありますよねー。私なんて、色気がないってよく言われるんですう」といかにも色気で祐を引っ掛けたような言い方をする。
「色気なんてないわよ。先にあがるわね。」と湯から上がったとき、薫子はハッとした。

「美月さん、VIO全部脱毛してるんですかあ。
すごーい。でも、普通、少し残したりしませんかー?」
美月は、失敗したと思った。薫子は、口も軽い。

美月が黙っていると仲の良い同僚の涼子が口を出す。
「そう?海外では当たり前だし、最近は日本でも多いらしいわよ。私も全部なくしたいわ。」
涼子にバシッと言われ、薫子は口をつぐんだが、明らかに人に言い回るんだろうなと思う表情をしていた。


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