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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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優依の手料理-1

台所から温めてきた玉子焼きとハンバーグ
それと飲み物とおしぼり等をおじちゃんの近くにおくと
優依が幸子に確認する

「食べさせるの わたしがしていい?」
「もちろん 食べさせてあげたいんでしょ わかってるよ」
「ありがと」

そんなやりとりをしたあと
優依はおさむの右隣に座る

優依の利き手が右利きだから右隣の方が食べさせやすいからだ

「ゆきちゃん 優花もたべて
 おさむくんは…どっちから食べる? ひとまずお母さんのことは忘れてね?」

と優依に聞かれたので
困った顔していたけどそれでも玉子焼きを指さす

「おっけー たまごやきからね 大きさは…これくらいでいいかな?」」

と言いながら
箸で小さく割ったあとでおさむの口に持っていく

「はい、あーん」

その様子を見ていた幸子は…端から見て恥ずかしいことしてると
思いながら…自分も玉子焼きを口にするのであった

「ぱくっ えっ? ゆいちゃん この味付け もしかしておじちゃんの好み?」
「ゆきちゃんにはバレちゃうか そーだよー 甘い玉子焼きが好きっていってたし
 おさむくんどうだった?」

口に入れられたたまごやきを味わいながら
泣き出しているおさむだった

「あー おじちゃん わたしのおとうさんとおなじになってる」
「わわ おさむくん泣かなくていいから」

長文になりそうだから
パソコンの方で

「だって…こうやって女の子に作って貰ったり食べさせてらうなんて
 ほとんどなくて…」

と…メモ帳に打ちこんでいく

「うちのすきなたまごやき おいしかった…(;_;)」

と続けてうちこむ

「そっか ありがと がんばってよかった」

少しテレながらもおさむの顔を見ながら優しく微笑む優依だった
そんな優依を見ていた幸子の方も

(ゆいちゃん すごいがんばったんだろうなぁ こんなおいしいの作れるようになって
 わたしも…まけたくないな)

「じゃ、次ハンバーグね はい、あーん どうかな?」
「ハンバーグもおいしい ソースもつくったの?」
「あ うん ケチャップをベースにしてるけど一応作った」
「ありがと ゆいちゃん…」
「ううん わたしがおさむくんに食べさせたかったからがんばっただけだから」
「それでも うれしい」
「だ・か・らぁ 泣かないでよ もう… ほら 涙ふくよ
 膝の上に頭乗せて…」
「おねえちゃん なんていうか…おかあさんみたい」
「え? ゆか」

妹の一言に顔を赤くしてしまう優依だった

(ゆいちゃん この1週間でどんどん先を歩いてるって感じてしまう)

ふいに幸子の表情が暗くなっていく
それをみた優依 この子…わたしに先行かれて落ち込んでるのかなと
思ったから
「ゆきちゃん 落ち込まなくていいから」
「え? どうしてわかったの?」
「そりゃ…顔に出てるもん」
「あ…」
「食事介助、トイレ介助、着替え介助…とこなせるようになってるでしょ
 しかも家族に何も言われなくなるくらい当たり前に」
「それは…うん」
「わたしは土曜しか来ないから…料理うまくなる時間あったわけだし
 介助も覚えながら料理もというのはさすがに大変でしょ」
「そうだね 介助の方、優先したもん」
「でしょ でも、たまごやきは作ろうとしてるんだよね?
 味見て気づいたと言うことなら」
「うん わたしも作ってあげたかったから」
「ゆきちゃんが本気出したら…あっという間に追いつかれそうだもん」
「そ、そんなことないよ でも、ありがと ゆいちゃん」
「おさむくん もっと食べるよね? あーん」

そんな会話をしつつ
4人で玉子焼きとハンバーグを食べるのであった
そのあと
幸子がおもむろに呟いた


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