投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

魔女のレシピ ナイトメアの壺
【ファンタジー 官能小説】

魔女のレシピ ナイトメアの壺の最初へ 魔女のレシピ ナイトメアの壺 14 魔女のレシピ ナイトメアの壺 16 魔女のレシピ ナイトメアの壺の最後へ

魔女の夜  ナル-1

「さあみんな、脱いで」
火の祭典の始まりです。
昔から火あぶりにされてきた先祖をしのんで踊り明かすのです。
白樫邸の広い庭のまんなかで、四人は焚火を囲みました。
「アヤは」
「こないって、裸になるの嫌みたいだ」弟のジンが困った顔をしました。
「そう、ならいい」アヤはあたしたちよりだいぶ上のお姉さんです。彼氏だっているし、あたしたちには見られたくないキスマークでもあるのかもしれません。
「それよりツカサ、脱いで」過保護のハルおばさんがよく出してくれたものです。
「本当に脱がないといけないの」ツカサは母屋を不安そうにのぞきます。今は大きな樫の木の陰になっています。
「あたりまえよ、儀式は裸が正装なんだから」
あたしはシャツを脱ぎすて、ブラをはずすと、夜空に向かって大きく伸びをしました。「ああ、きもちいい」
「ミト、もっと火に薪をたして」スカートを脱ぎながら言います。
ミトはもう裸になって、チンコを振ってあそんでいました。
「どうしたの、おっぱいばっかり見て」 ジンはシャツを脱いだだけで、じっとあたしを見ています。
いつものように、『さわらせてよ』とも言ってこないので、特級の肘鉄が無駄になりそうです。
「早くしなよ」言いながら、パンツを脱ぎました。
ジンはこっちをみながら、ちょっとうなって、股間のあたりに手をやったまま、もじもじしています。
「俺、ちょっと脱げないかも」
「脱がしたげようか?」
その時、「あっちーい」ミトの叫びが聞こえました。
「やけどした?」いそいで行きます。そして太もものススの付いた跡に、指につけたつばを塗ってやりました。
「火の粉が飛んだだけ。これくらいじゃ火あぶりとは言えないよ」
それからじっと立っているツカサの服を脱がせてやりました。
「二人が見てるわ」
「どうしたの、毛が生えてきて、はずかしい?」下腹をなでてやります。
「問題ない。見るだけじゃ擦り減ったりしないから」
後はジンだけ、「やっぱり、おれ、だめだ」というジンのズボンを引き下ろしました。
パンツの前を隠しています。
「おまえ恥ずかしくないのか」
「これは神聖な儀式よ、今更なに。胸はちょっと小さいけど」自分で揉んでみます。「そんな子だっているでしょ」
それを見たジンが、「うっ」前のめりになってうなりました。
「えっ、あたしを見て大きくしてるんだ」気が付いて、顔をのぞき込むと、ジンは真っ赤になっています。
「そうだ、小さくする方法を知ってるよ、やってみる? 手で持ってしごくの」
「やだよ」
「あたしを見ながらでもいいよ」ジンの好きなおっぱいを突き出して見せました。
「俺、用事、何かしてくる」走って家に戻ってしまいました。
「しかたないな。ねえ、三人で踊りましょ。これは『踊る魔女』から授けてもらった秘術なの」ステップを教えました。
「この踊りでね、死んだ魔女たちが地面からポコポコ頭を出してくるの」
「それ、ふんづけちゃっていいの」
「だめだわ、ご先祖様よ」ツカサが足元に注意しています。
「集中して、でないと出てこないよ」教える時は、鬼教官になります。ママに魔術は遊びじゃないと、何度も言われています。

アヤがやってきました。「さて、おしゃまさんたち」
焚火の横に座ると、「魔女祭りは火あぶりの魔女を悼む夜ではないのよ。
『ヴァルプルギスの夜』といって、魔女たちが春を呼ぶお祭りなの。ナル、その踊りは何か意味があるの?」
「当然よ、ママに教えてもらった。『芽吹きの踊り』というの」
「マイはマイアの略なのね。春の女神に教えてもらったのなら問題ないわ。でも白樫邸の三悪人がそろって。ツカサまで巻き込むなんて、ハル母さんが厳しいの知ってるでしょ」
「悪いことしてないんだから」
「そうね、ヒメがなんて言うか」
前にジンを惑わせ、チンコを見たのがばれたときのことを思い出しました。
ジンが両親につれられて来ました。
「少し肌寒くはないですか」ヒメおばさんが私たちを見て言います。
「踊ればあったかくなる」あたしは冷たくなった足をすり合わせました。
≪まずかったかな≫ ジンは裸で大きくしている所を見つかったのかもしれません。それとも、小さくしようとしているところを‥
「ミトもツカサも、両親を呼んでらっしゃい。私が呼んでいると」ヒメおばさんが言います。
そしてあたしに「踊っていたの? 見せてくださる」
「ちょうど今、足を痛めて‥」
「それは残念ね。ナル、こんなことを黙ってするなんてどうしてですか」
何事かと、順にみなが集まってきました。挨拶と社交辞令のやり取りにしばらく私の事は忘れられたようです。
このまま完全に忘れてくれないかと祈ります。
びっくりしたのはうちのママとパパまでやってきたのです。
あたしは裸で下を向いたまま、足の痛いふりをしていました。
ヒメおばさんがみんなに言いました。「近くにいるのに、こうやって皆を呼ぶことがなかったことに気付きませんでした。
庭で起こっていることにも気が付けませんでした。
そして空気が温んできていることも見逃していました。
私たちの子が、白樫邸にいい行事をプレゼントしてくれましたよ。さあ、今宵は皆で春を呼びましょう」
そのあとで、メイドのココロさんが温かいレモネードを持ってきてくれました。
ノラおじさんも、ミトと一緒に薪を取りに行ってくれます。
「これからこの日は仕事を空けておきましょう」パパが、まるでまともなことを言います。
おかげで、あたしの火の祭典は台無しになりました。
でもいい、「ママ、いっしょに踊ろ」
「私もやる」 ドラが飛んできます。
ママが服を脱ぎました。
私より少しだけ大きい胸をツンと春に向けます。


魔女のレシピ ナイトメアの壺の最初へ 魔女のレシピ ナイトメアの壺 14 魔女のレシピ ナイトメアの壺 16 魔女のレシピ ナイトメアの壺の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前