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月灯り
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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 私は全裸のまま妻を後ろから抱いて、ベッドの上に座っている青年の正面で妻のガウンと取ってしまった。妻は「恥ずかしいから」と、言おうとしたのだと思うが、その言葉が終わらない内に青年が「綺麗ですね」と、言ったので、妻は、少し小さ目な胸と、黒いものが少しもないそこを隠すことをしないままに、もじもじとそのスリムな身をくねらせた。
 妻は、隠したい胸やその部分を隠せないところの両手で自分のお尻にある私のそれを探ってきた。そして、それはすぐに見つけられた。何しろ、それは膨張したまま妻のやわらかく白い尻に密着していたのだから。
「咥えさせてもらったら」
 別に青年に聞かれても問題はないのに、私は、あえて妻の耳に口を付けて囁いた。そうしたところで、その言葉は青年にも聞こえている。青年は怒張したそれを立膝になって突き出した。ところが、私は、それを見せられた瞬間に萎えてしまった。ただ、それが萎えたことは、調度、青年のそれを手と口で迎えに行った妻には気づかれなかったことだろう。
「お、大きい」
 その言葉も最後は青年のそれが口に入ったことで塞がれてしまった。
 私は、愛情たっぷりにそれを咥える妻の後ろ姿を見ながら、なんだか自分が惨めな気持ちになっていた。若さのことは仕方ない。しかし、甘いマスクも、均整のとれた肉体の逞しさも、身長も、何かも私は青年に劣っていた。もちろん、半分ぐらいしかないその部分も含めて、私には青年に勝る何ものもなかったのだ。
 女を悦ばせるところの全てにおいて私は青年以下なのだ。妻があんなにも苦しそうに、そして、嬉しそうに、それを咥える姿を私は見たことがなかった。
 ベッドの上に立膝になって妻にそれを咥えさせる青年、それを四つ足になって必死に咥える妻。そして、私の目の前には、その妻の無毛の亀裂と、それまでには、あまり意識したことのない小さな蕾があった。私は、自分に相応しいのは、あの縦の亀裂ではなく、あの蕾のほうだ、と、そう思った。
 妻の尻の蕾など、初めて口にした。そんなことが出来る自分に私自身も驚いたが妻はもっと驚いたようだった。しかし、青年がそれと知ってか知らずか、妻の頭を両手で押さえたので、妻は動けなかった。私はそれをいいことに、妻のその蕾に舌を入れようとした。入れようとしたが、舌には、そこを押し広げるに足る力はなかった。
「ああ」
 妻は押さえつける青年の手を押しのけ、その胸に自分の顔を埋めるようにして押し付けた。さすがの逞しい青年もベッドに尻をつけ、そのまま、背をつけてしまった。しかし、そうなると、今度は、妻のアソコは怒張した青年のそれの向こうに行き、妻の尻を追う私の顔は青年のそれのすぐ上に来てしまった。
 そうだ、と、思った私は、そのまま仰向けになり、妻の尻を顔の上に乗せようと両手で誘導した。青年もそれと気づいたのか、上手に妻をリードした。対面で抱き合う妻と青年。その妻の尻の下に上を向いた私の顔。そして、その私の額のあたりに青年の股間があった。青年の長いそれの先端が妻の亀裂の上部の敏感な突起を撫でているのが、信じられないほどの距離に見えた。
「そんなにしたら、恥ずかしいものが漏れてしまうから」
 私は少し口をずらして「していいよ」と、言ってしまった。それが何を意味するかは、もちろん、私には分かっていたが、その結果がどうなるのかは、私には分かっていなかった。
「ダメよ。彼もいるのに恥ずかしいわ」
「ボクなら大丈夫です。もし、してくれたら、奥さんのそれを旦那さんの口からボクが直接奪い取ります」
 そんなことはさせない。させてはいけない。それは、それだけは私のものなのだから、と、おかしな独占欲の幻想を私は抱いていた。妻の排泄したもの、それを食べることで妻を独占しようとしていたのだ。愚かなことである。ただ、そんな愚かしい競争をしていることで、私のそこは再び元気を取り戻していたのだった。


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