母体の神秘12-5
「コホ、コホ、コホッ・・ちょっと成一!
いきなりビックリさせないでよ・・・ママむせちゃったじゃない〜」
俺を責める様な事を言いながらも
なぜかママの顔は喜色満面の様相を呈し
口の端が耳にかかりそうなのを必死で我慢してるようで
表情を引きつらせながら俺に聞いてきた。
「ん? えっ? つまり私と松夫くんのパパが何だって?」
何かを必死に確認するようなママの質問に
「なんか最近二人の雰囲気が似てきたかなって・・」
そう答えた俺にまた
「その前にさ、ほら、私と松夫くんパパが、えっと、何だって言ったっけ?」
と聞いてきたので
「だからママと松夫の親父ってお似合いだな〜って」
と俺は再び素直な感想を述べた。
パァァァァァッ!
俺の「お似合い」という感想を聞いたママの顔が
とうとう嬉しさを隠しきれなくなり綻んでしまった。
喜びのあまり、じんわりと涙の膜を張った瞳で
頬は急速にピンク色に染まって
赤い唇はポッテリと膨らみを増し、
ママは身体をクネクネ捩りながら浮ついた心を隠せなくなっていた。
その揺れによって
さっき噴き出したせいでおっぱいの上の方に零れた牛乳の水滴が
タオルに巻かれて出来たママの胸の谷間へと滴り落ちていく。
薄いタオル越しに浮き上がったママの乳首が
硬くビンビンに勃って存在感を主張していた。
俺はママの発情した妖しい様子を見て
胸の奥からジワリと溢れてきたどす黒い欲望に抗えず
更に調子のいい事を言ってしまった。
「なんて言うかママと松夫の親父の竹太郎さんって、ほんとお似合いっていうか
まるで長年連れ添ったパートナーみたいだよね。
知らない人が見ても簡単に恋人だって気づかれる、ラブラブのカップルみたいだよ。
まぁ、ママは性教育の為に仕方なく演じてるのかも知れないけどさ」
「あぁ・・・あぁ・・・///」
フリッ・・フリフリ・・・ッ
俺の話を聞いたママの豊満なヒップが
左右にゆらゆら忙しなく揺れていた。
もうママの表情からはキュンキュンして堪らないという雰囲気が溢れている。
嬉しさを噛み締めた顔になったママが
瞳に潤いを見せながら
「せ、成一・・・絶対にパパには言っちゃ駄目よ? 実はママね・・」
そう、まるで初めて出来た彼氏の事を家族に話す時のような緊張感の籠った、
でも自慢したくて仕方がないといったオーラを醸し出しながら
「ママね・・、松夫くんのパパ・・竹太郎さんとお付き合いしてるの」
とうとうママは母親として、俺のパパの妻として許されざる
罪の告白をしてしまうのだった。
しかしてその表情には少しの曇りも見られない。それどころか・・
「成一も・・ママ達の事を応援してくれる?」
彼氏の存在をやっと話すことができた達成感と解放感の混ざった、
どこか妙に清々しい様子で
俺の友達の親父との不適切な恋愛関係を告白してしまったのだった。
両手をほっぺに当てながら
身体を左右にフリフリと揺らしているママは
とっても初々しくて可愛いという感想しか出てこなかった。
「もちろん・・応援するよ。
二人って、とってもお似合いだし、上手くいくと良いね・・・・」
俺の言葉に喜びを隠せない様子のママは・・・
「ねえ、もう一度言って・・私と竹さんって?」
「うん、ママと竹太郎さんはお似合いのカップルに見えるよ」
「・・・っ///」
その後も二度三度俺からお似合いという感想を聞きたがったママの要望に応えながら
俺はママがフリフリ揺らしているヒップから醸し出される強い生命力の光を感じ取った。
もし今の俺の「お似合い発言」の影響でママが排卵してしまったら
ママの子宮の中で未だひしめいているかも知れない竹太郎さんの精子が
ママの造りたての卵子と受精する手助けをしてしまった恐れがある事に気付き
浮かれた様子で、もじもじしながら感慨深げに目を閉じているママが
今から新しく子供のママになってしまう可能性に戦慄くのであった。