披露-3
美月は、床に土下座をし、謝り続けた。ごめんなさい、ごめんなさいと繰り返した。
ディルドで感じたのではなく、見られていることに感じたと説明したが、許されるはずはなかった。
床に正座している美月を横目に、光が鞄から包みを出して、祐に渡す。
祐が開けると、そこには真っ赤な蝋燭が入っていた。2人の会話を聞いていると、光は、Sのようだった。学生時代にSM雑誌やグッズを部屋に置いていたのを祐に見つかったなという話を楽しそうにしながら、蝋燭の包みを開け、何やら準備をしている。
SMとD/sについて2人で話している際に、今日の計画が持ち上がったことがわかった。
祐は、床に敷かれたシートの上に美月を寝かせ、両手を上に上げ縛った。口にはボールギャグがはめられていた。美月の縛られた両手は光が抑えていた。美月は、震えた。
光に見られながら、祐は、蝋燭に火をつけた。
立っている祐が持つ蝋燭から蝋が垂れ、美月の腹部に落ちた。
美月は、くぐもった悲鳴を上げ、体をバウンドさせた。祐は、次々と蝋を落とす。
美月の反応は、激しく、涙と涎で顔は無残な状態になっていた。上半身が真っ赤に染まり、次は下半身の恥丘に蝋が落ちた。
美月は、のけ反り震え、気を失っていた。
薄れいく意識の中、カメラのシャッター音が聞こえた気がした。
気を失った後、眠りに落ちていた。
目を覚ますと、蝋は、剥がされ、ベッドに寝ていた。光は、既に帰ったようだった。
祐が美月の髪を撫でていた。
目が覚めると祐が隣にいた。