屋上での密会-3
自分でも大胆すぎると思う鈴香であった。実際そのらしくない行動に1番驚いているのは鈴香自身である。今までの自分なら異性の前であろうことが下着姿になるなど想像もしていなかった。
真面目で誰にでも優しく浮いた噂など全く聞かない速水鈴香。しかし夜雲や志織達と出会い徐々にだが自分の本当の姿を表に出す様になっていったのである。
恥ずかしい事が大好きな、性にどこまでも貪欲な淫乱露出マゾ女としての自分を。
鈴香は恥ずかしがる少年を尻目にまるで挑発するように微笑みながら下セクシーランジェリーを脱ぎ去った。先ほどまでの起こった様子はどこへやら、美少女は学校の屋上で生まれたままの姿を曝け出していた。
(あぁ、なんて事。さっき初めて会ったばかりの男の子の前で裸になるなんて。は、恥ずかしい。・・・でも、どういう事なの、こんなに気持ちいいだなんて)
何とも言えないゾクゾクするような解放感と背徳感。ツツーッと淫汁が股から垂れ太股から膝へと流れていき、乳首はコリコリに硬くなっていてチョンと指で弾くだけで全身が痺れるほどの快楽が襲ってくる。
鈴香は龍司が目の前にいるにも関わらずオナニーを始めた。左手で乳房を揉みしだき、右手で膣を掻き乱す。クチュクチュといやらしい音が響き渡った。
(あぁん、気持ちいぃ。龍司君見て、もっと見て、最前席の特等席で私の事もっと見てぇ)
心の中であられも無いセリフを絶叫しながら自慰行為に耽るその姿は、羞恥心も何も感じられないほど高揚していた。
「あぁ、速水さんすごい綺麗です。は、速水さんのオマンコ。ヌチョヌチョで光ってて、すごいいい匂いがします」
「光ってる?ふふ、それは龍司君に見られてるからよ。誰かに見られてるって思ったらね、女はこんなに濡れちゃうのよ」
もっと見て、と言わんばかりに両手で膣をくぱぁと広げる鈴香。挑発するかのように龍司の顔の前で、腰を前後にリズミカルに動かす。
興奮おさまらぬ鈴香の痴女本能。一度スイッチが入ってしまった彼女の欲望は止まるところを知らない。鈴香の妖しく光る瞳の先は、モジモジしている龍司の股間に引き寄せられていた。
「ねぇ龍司君。私だけ裸なんて不公平だと思わない?」
「え!?」
「・・・君も、脱いでみてよ」
普段なら絶対に言わないセリフであった。異性関係に厳しい母に育てられ、まともに話した男性は親戚か先生くらいの経験しかない鈴香にとって、男性の裸は夏にたまにいくプールかテレビやネットの中でしか見たことがなかった。ましてや男性器などもってのほか。そんな箱入り娘のような彼女があろうことが年下のウブな男の子に服を脱ぐように迫っているのだ。
「ほら、早く。私、龍司君の固くなったところ見てみたいの。保健の授業でしか習ったことないけど、男の子の勃起したオチンチン見せてほしいの」