母体の神秘11-4
「せ、成一くんの母ちゃんの、赤ちゃん産む穴・・・あんなに拡がってて
父ちゃんの〇ンチンが・・・思いっきり刺さってるや!」
ママの膣に深く挿し込まれている、竹太郎さんの見事な灰色の肉塊は
間違いなくママの膣道を抉りながら
命を吹き込む為に聖なる部屋のドアをノックし続けているのだろう。
そしてさっきから口の端から涎まで垂らして喘いでいるママの顔からは
女性に生まれた真の悦びを、自ら悟ってしまった雌の如く
露骨なくらい肉欲に塗れながらも、どこか妖艶であり
今自分が番っている勇敢な雄が与えてくれる快感を、
最大限与えられるがままに享受しようとしているのが伝わってきた。
「あぅぅぅん!うぅぅぅん!! あぁっ!あっあっあっ・・!」
ママの喘ぎ声は、人間というには獣に近い気がするくらい強烈だった。
松夫の指摘通りに、俺がかつて生まれる時に通った場所であるママの産道は、
松夫の親父である竹太郎さんに耕され、解され
その本来の機能を最大に高めつつあるのだった。
ママの下腹辺りでまた何かモゾついた気がしたのだが
きっと今度も子宮が降りてきたのだろう。
ずるるるる・・・ズブブ!!
じゅるるるりゅ・・・ヌブブンッ!!!
「おぉぉぉぉ・・ん!おぉぉっ!も・・駄目ぇ・・!」
切なさがあふれるママの降伏宣言など気にも留めず
竹太郎さんの容赦のない突進は絶え間なく続く。
降りてきた子宮は、硬くて力みなぎる凶暴な種付け棒に押し戻され
しかして雌のサガとして次の瞬間また降下を繰り返すのだった。
これが生命の営み・・・
遥か太古の時代から
姿形は現在と違えど、人類が経てきた道だろう。
こうやって愛しく狂おしい、性の饗宴を通じて男女は悦びを知り
お互いの細胞が蓄えた記憶を後世へと繋げてきたのだ。
竹太郎さんの長い筒状の茎がママの膣内を押し広げる時、
ママは竹太郎さんの勇ましさに社会的な規約を通り越した情愛を感じて
そのDNAを後の世界へ伝えてあげる手伝いをすることに抵抗を感じなくなるのだ。
(・・・・・・)
俺は繰り返される生命のピストンを眺めながら
一つの疑問が生じていた。
今、ママの胎内には・・・卵が・・・目覚めているんじゃないか??
竹太郎さんの肉棒の太さに合わせて、膣穴の入り口を大きく開けて
種を植え付けるかも知れない長物を受け入れているママの女性器・・・
ママの豊満なお尻は竹太郎さんの突進の度に押し潰されて形を変えていた。
そして竹太郎さんの先端がママの最奥を突いた時・・
俺はママの胎内に、何か温かい光を感じたのだった。
(竹太郎さんは・・・ママの生理周期がズレたと言っていた・・という事は・・・)
もう俺はかなり性的な知識が備わっていた。
だから嫌でもその可能性に考えが至る。
もしや・・・いや、きっと今ママは・・・
・・・排卵日だ。
雄と協力して雌が新たな生命を育む為に必要な
生殖材料の片割れ・・・
その大切な配偶子が無防備なまま排卵されているのなら
いずれママの小さな子宮を埋め尽くすであろう、竹太郎さんの・・
大量の遺伝子の運び屋から逃れる術は、もはや存在しない。
竹太郎さんが快楽の雄叫びを上げた瞬間、ママと竹太郎さんの遺伝情報が混ざり合い
一つの新たな遺伝子が誕生する奇跡が起こるのだ。
竹太郎さんの男性器が、ママの女性器の中を出たり入ったりする度に
ママの身体からは甘酸っぱい牝の匂いが溢れ出し
それに呼応するように竹太郎さんの噴き出す汗からは
強い雄の濃厚な性臭が漂い始める。
完璧なまでの男女の子孫繁栄作業を目の当たりにして
さっきから半分放心している松夫の隣りで俺は
太古から続くその神秘的な瞬間を見逃さないように
気を確かに保とうと必死になっていたのだった。