「本編」-1
杉原友紀は29歳の人妻で、年の離れた42歳の夫、泰介と2人で暮らしている。結婚して5年が経つが、まだ子供はいない。
2人は職場結婚だった。泰介からの告白で交際に発展し、結婚に至った。結婚して友紀は職場を辞めた。
職場は小さな町工場で、友紀は事務員として入ってきた。友紀は入社した当初から、男たちの人気を集めていた。友紀と年齢の近い多くの男たちが交際を申し込み、そのうちの1人の男と付き合ったらしいが、友紀が結婚相手に選んだのは、13歳も年の離れた泰介だった。
友紀がまだ小さい頃、母親が浮気相手の男と失踪し、それからずっと父親に育てられてきた。年齢が一回り以上も上の泰介を選んだのは、父親のような男性に対する憧れもあった。
決して恵まれた環境で育ってきたとは言えない友紀だったが、その性格は明るく活発で、周りを元気にするような力を持っている。つらいことも全て前向きに考え、苦しんでいる人を思いやる優しさもある。料理が上手く、家庭的でもある。
友紀が多くの男から好かれるのは、それだけが理由ではない。顔はごく普通で、髪も茶色のショートカットとごく普通だが、スタイルは抜群だった。
身長は168センチと比較的高く、Hカップの豊乳と95センチを超える巨大なヒップが男たちを引き寄せる。友紀はそのスタイルを決して誇示するようなタイプではないが、その膨らみの大きさは、事務員の制服の上からでも十分にうかがえる。
本人は全体的に太り気味なことを気にしているようだが、周りの男たちは口をそろえて「友紀ちゃんは、そのままがいい。痩せないで!」と日頃から強調している。
友紀と初めて肉体関係を持ち始めた頃、夫の泰介は友紀の身体に夢中になった。全身ムチムチとしているが、吸いつきたくなるような張りのある白い肌。膣ヒダが深く男の一物に絡みついてくる感触は、男を駄目にするような快楽をもたらす。
友紀は性欲が強く、それを正直に夫である泰介に話している。しかし、友紀より13歳も年上の泰介には、妻を満足させてやれる体力も精力もない。
友紀は「道具があるから大丈夫。私の浮気は心配しないように」と恥ずかしげも無く、平然と泰介に話している。友紀は隠し事が苦手で、町で男にナンパされたことなども、すべて隠さずに話す性格だ。
泰介も妻が道具で性欲を満たしていることは、もちろん知っている。付き合っていた当初から、友紀を満足させたことがあったかどうか分からない。そして友紀は、職場の男たちに人気があり、いつも飲みに誘われていた。
そんな不安もあり、泰介がお願いして友紀には町工場の事務員をやめてもらった。結婚しても残って欲しいと社長から頼まれたそうだが、友紀は夫の不安をよく理解していた。そして今、友紀は近くのスーパーでレジのパートとして週に5日働いている。
友紀がスーパーでパートをするようになってから、泰介は「男たちから誘いを受けたりしてない?」と友紀に聞いたことがあった。
しかし、そのスーパーの店長がそういうことには特に厳しい性格のようで、女性はみんな安心して働いてると友紀から聞いて、泰介はホッと胸を撫で下ろした。
泰介は現在42歳だが、40歳を超えた頃から性欲が明らかに減少し、勃起力も弱くなった。セックスの途中で、射精もしていないのに萎えることも度々だった。それでも週に3回は妻を抱いているが、29歳という女盛りの妻を満足させているはずもない。
これまでは生活が苦しく、2人で働くために子供を作らずにきてしまったが、さすがに年齢や精力の衰えのことを考えると、泰介は早く子供を作らねばと焦り始めていた。
そんな頃だった。夫婦が住む部屋の真下に新しい住人が引っ越してきたようだった。
2人が暮らすアパートは2階建てで、計8世帯が入居できる。このアパートは家賃が安くて助かるが、それなりに古い。だいたいは老夫婦が住んでいて、泰介たちのような年齢の夫婦は珍しい。泰介と友紀は、2階の一番端の部屋を借りている。
「なあ、友紀。下の部屋だけどさ。まだ顔は見てないけど、新しい人が引っ越してきたみたいなんだ。友紀は顔見たことある?」
「ううん。私もまだ見てないの。今度、私が挨拶に行ってくる。真下だし、何かとうるさくしちゃったら申し訳ないし」
「そうか、すまないな。じゃあ、挨拶は頼むよ。もし僕のほうでも見かけたら、挨拶するようにするから」
「うん。まあこんな安アパートに来るくらいだから、お金持ちじゃないことは確かね。それより・・、今日のレジが終わってからね。店を出るときに男の人から声をかけられちゃって・・。今から食事でもって誘われて・・、もちろん断ったけど。いや〜、なんかあの人・・。いやらしい目で私の身体をジックリ見てたなぁ〜」
友紀が笑いながらそう言った。2人は夕食を食べながら、それからも何気ない会話を交わしていた。
その晩、スーパーでナンパしてきた男の話を妻から詳しく聞いて興奮し、泰介はいつも以上に激しく妻の身体を抱いた。
事が終わり、夫婦で寝そべっているときに、泰介が「そろそろ子供作ろっか」と恐る恐る言い出し、少し沈黙のあと友紀が「そうだね」と答えた。
泰介はこれまで友紀に対し、避妊具を外したことがない。ただでさえ早漏気味なのに、避妊具なしでは、あっという間に果ててしまうからだ。
次の排卵日はまだしばらく先だと妻から聞いた。だとしても、いよいよあの膣ヒダの良さをナマで味わうことができる。
聞いたところによると、友紀はこれまで一度もナマで男とセックスをしたことがないそうだ。泰介は、避妊具なしで味わう妻の膣の感触を想像しながら眠りに就いた。