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ほろ酔いな悪戯
【同性愛♀ 官能小説】

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〜美里〜-2

私は女性を好きになったのは初めての事だったから動転した。動転したと同時に美希に彼氏が出来た時点で間接的に振られた事にもなる。
ソファの備え付けのクッションに顔を埋めて

もう…いやだ…

と嘆いた。
もちろんおめでとうは返した。そこから美希は彼ともうまくいったが私との距離も縮まった。私は自分の気持ちを押し込め接した

時には笑顔でドキッとし、彼に嫉妬し、泊まる仲になった時は優越感さえあった
でも周りや美希に不信感を与えたくなかったから一定の距離を保ちいつからか潔癖症な所があると思われいるがそれ位不自然ではない距離感なのだろうと安心した

月日が流れて美希達は2年近く付き合っている。私も美希に片想いしてからもっと経っている
私と美希が付き合うとか深い関係にはならないだろうと諦めまで感じていた時だったー

美希 今日は屋上で一緒にお弁当食べるかも!

美里 ほーん…いってら!

そうして美希を出入り口から見送った後カップラーメンのお湯を沸かしに行った
暫くケトルを見ながら二人ね仲良い姿を想像し

美里 馬鹿くさ…

と呟いてケトルがパチンと鳴ったから机にカップラーメンを運ぶ。3分待ってる間にお茶忘れたからお茶淹れるかー
と出入り口に向かうと美希がきた
あれ?早いくない?

そう思い声をかけた。美希は小刻みに震えて歪な笑顔を作り振られたと告げてきた

喜びを感じなかったら嘘にはなるが強く保とうと踏ん張っている美希を素直に慰めたくて抱きしめたく冗談っぽく両手を広げた
どうせ大丈夫だもんと突っぱねられるー

フワッ…

あ、美希の匂い…

トクン、トクン、トクン

自分から両手を広げたくせに抱きついてくれると思わなかったから物凄く驚いた
一瞬我を忘れて強く抱きしめそうになった時、美希ぐ良い匂いと言ったきっかけで我に返り美希を離した

嬉しかった 美希の匂いや感触が離れない

おっと、今は自分の事より美希、美希!
帰りはパーっと呑み行って忘れさせてあげよう、と声をかけたが今日はやめておくと断られてしまったー

家に着き今日の事を思い返した
私は処女じゃないしそれなりに男達と付き合ってきた。だけど人が人を好きになるという事は一緒であって肌と肌が触れ合うとこんなにも愛しいのかと実感した
私の我儘でも良い。欲望でも良い。

美希に会いたい

そう思ったら居ても立っても居られずラ○ンを送る事にしたが美希はきっと傷心中。どうしたら良いものか
今日帰り断られたのにもう一回誘ったら変かな?

でも会いたいよ…ー

その気持ちの勢いだけで

美里「やっぱり家においでよ
パーっと記憶失くすまで呑もうゼッ」

…お、送ってしまった…
何で私が行くんじゃなくて呼んでしまったんだ…私が行くべきだったのでは、あぁ神様…

ピコン…

美里 返ってきた!どっどうしよう!見る?未読無視?違う、違う、えーいっ!



美希「家にいても考えちゃうしそうしようかな」


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