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ほろ酔いな悪戯
【同性愛♀ 官能小説】

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〜美里〜-1

私は美里。24歳。私には親友の美希がいる
ー親友…とても都合の良い言葉だ

私には誰にも言えない秘密がある
私は…美希が好きだ…

ーそれは遡る事入社の時

私は周りからサバサバしていると言われるが流石に入社の時は緊張する。ソワソワしたくて仕方がない
だが変な人と思われてしまうし気をつけようと何度も心に言い聞かせていた時何故か視界に入った女性がいたー

茶髪でセミロング。巻いてはいないがフワッとしている
少し小柄だ
あぁこんな可愛いらしい人と一緒に入社するのか…
ん?凄くソワソワしてる
よく見るとギクシャクして今にも右手右足、左手左足一緒に出そうー

クスッ…
仲良くなれたら良いなと思った時太陽の日差しがネームプレートでキラッとした

美希さんっていうんだ。何か共通の話題から入らなきゃだよな〜うーん…
名前に同じ漢字が入ってる、でいくか!笑

美里 ネームプレートチラッと見えたけどあなたの名前にも「美」が入るんだね!私は美里。よろしくね

その時の彼女の緊張でビクッとしたような声をかけられた安堵したような表現を私は忘れない

私は決して元々女性が恋愛対象だった訳ではない
今まで付き合ってきた人達は男だ。しかし私がサバサバしているからか結局最後は

ーお前は俺がいなくても生きていけるー

そう言われてきた
周りの友達も私がサバサバしているから、という理由で自分達の相談や意見しか求めてこない。それでも私は平気だったし当たり前だから何も感じなかった

しかしある日の事。いつもと同じ様に美希と話しながら書類にホッチキスしていた時の事だったー

バチンッバチンッ
美里 いっ…つ!

美希 どうしたの!?きゃっ!美里指ホッチキスの芯刺さってる!

美里 イテテ…大丈夫、大丈夫!今引っこ抜いたし唾でもつけときゃ…え…

フワッとしたヌルっとした感覚が指先に感じたー

美里 美…希…?

美希の口の中に私の人差し指第一関節が入っていた

美希 プハッ駄目だよ!血が出てるじゃん!まだ痛い?

と傷口を見ながら心配してくれた。咄嗟の出来事で心拍数があがったのがまた少し血がジワっと出てきた時また口に運ぼうとした所で我に返って

美里 だっ!こっちのが駄目だよ!人の血液!大丈夫だから!

とサッと美希から手を離した

美希 だーかーら、大丈夫じゃないの!あ、待って私絆創膏持ってるから
ハイッ手を出して!いーから!

私の指に絆創膏を貼った

美希 美里は強がりだから。痛い事は痛いって言わなきゃ!女の子なんだから!はいっ良いよ、出来た

そう言って満悦の笑みを向けてくれた

ードキン…

え?何で胸がドキンとしたんだろうー

その日の夜ソファに座りながら美希の唇の感触。口の中の柔らかさを思い返したー

トクン…トクン…

まただ。人から指を舐められる事がないからそう思っただけだよね

そう思った。しかしそこから美希に会う度ドキドキした

そんな中ー

美希 昨日の○○さんと帰り一緒になってさ!部署は違えど仲良くしましょってなってさ!

何だか嫌な予感がしたー

美里 そうなんだ…どんな人?

そう言うしかなかった。よく分からない感情が何の感情か気付く事にそう時間はかからなかった
数日後、寝支度をしていたら
ピコン…

美希「○○さんと付き合う事になったのー!初社内恋愛〜笑」

ズッキン…!

一瞬ウッ…と言葉に出そうな位心が痛かった。その瞬間悟ってしまった。

ー私、美希が好きなんだー





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