14 双子の人-1
この日の朝もちゃんとピルを飲んでいたサチだった。
この頃、またサチは近所にある居酒屋“華”に飲みに行っていた。
青山とは関係は持ったものの、その後華で会ってもお互い無視していた。
その華にお客として来ていたのが兄、坂本和也と弟、拓也の双子の兄弟だった。
年齢は二人とも29歳だった。
一卵性の双子だったのでサチも見分けがつかなかった。
そんな和也と拓也とサチは仲良くなった。
その双子の容姿は年齢の割にかなりキュートだった。
身長はサチよりかなり高く180センチは超えていたのだ。
兄の和也がサチのことをすごく気に入っていた。
でも、弟拓也も和也に負けず、サチの事を気に入っていたのだ。
店に行くといつも双子の兄弟はサチの取り合いになっていた。
その度に店のママに注意されていたのだ。
今日も和也がサチに話しかけてきた。
「今日さ、店終わったら一緒に飲みに行こうよ」
「兄さん、ずるいよ。サチは俺といくんだよ。ね、サチ?」
そう怒りながら弟の拓也がサチにそう言ってきた。
サチはこの双子の誘いにはハタハタ困っていたのだ。
いい年齢をしてこの双子はいつもこうだったのである。
「喧嘩はやめてね。今日は二人と一緒に帰りに飲みに行くわ。それならいいでしょう?」
サチはこう言って二人をなだめた。
双子はそれを聞いて非常に喜んだようだった。
閉店後…。
サチと双子はタクシーで近くのスナックへ行った。
フィリピンの人たちが多く働いているスナックだった。
そのスナックにはサチのお気に入りのフィリピン人の女性が働いていたのだ。
その女性はマーサと言って年齢は25歳くらいだった。
サチは店に入るとマーサにハグして挨拶をした。
マーサはサチを一番広いボックスに案内した。
双子もマーサに挨拶していった。
サチは自分のボトルを出してもらうようにした。
マーサはその他のオーダーを取ってゆくとバックヤードへと消えていった。
サチは双子に挟まれるようにして座っていた。
双子はサチよりも年下なのだった。
双子とサチとマーサで楽しくカラオケなどをして過ごしていた。
マーサはとてもカラオケが上手かった。
それに負けじと歌う双子たち。
サチはそれを見ながら笑っていたのだ。
強か酔っぱらってきたサチだった。
双子も酔っぱらっていた。
酔っていなかったのはマーサだけだった。
双子の兄、和也がサチの耳元でこう囁いた。
「これからホテルで楽しいことしようよ?」
「え?ホテルで?」
「うん、拓也も一緒に3人でさ…」
「3人で?」
それを聞いてサチはドキドキしたのである。
その後、店を出た3人はタクシーでホテルに向かった。
夜もかなり遅くなっていたのでホテルが見つかるかどうかわからなかった。
だが、幸運なのかなんなのかわからないが空いている部屋があるホテルを見つけたのだ。
3人はそのホテルに吸い込まれるように入ってゆく。
部屋はひとつしか空いていなかった。
部屋に入ると思ったよりも広く感じたのだ。
双子はやけに興奮している様だった。
バスタブにお湯を張る弟、拓也。
バスルームから水の流れる音が部屋に響いてきた。
サチは部屋に置いてある冷蔵庫から缶酎ハイを出して飲んでいた。
兄の和也も飲んでいる。
弟、拓也はホテルのエロビデオを見ていた。
サチはその姿を見て呆れるばかりだった。
バスタブにお湯が張り終わったようだった。
サチが初めに服を脱ぎバスタブに入ってゆく。
それを追うように双子も入ってきた。
3人で入るとバスタブはちょっと窮屈だった。
おもむろに拓也がバスタブから身体を出し縁に腰かけた。
「サチ、フェラして…」
「え?」
「お願いだから…」
「ええ、わかったわ」
そう言うとサチは拓也のペニスを口に含んだ。
口に含むと拓也のペニスはたちまち固くなり大きくなっていった。
それを見ていた和也はサチの身体をまさぐり始める。
そして、サチの花びらに指を入れてくる。
「う、うん、、、」
口をふさがれたサチの口から苦悶の声が漏れる。
サチは拓也のペニスをまだフェラしていた。
拓也はサチの頭を両手で押さえて離さないようにした。
「さ、サチ、き、気持ちい…」
サチのフェラは逝かせるフェラではなかった。
気持ちよくさせるフェラだったのだ。
和也が我慢しきれなくなってきたのか強引にサチのお尻を持ち上げてきた。
そして、思いっきりバックからサチの花びらにペニスを入れてきたのだ。
「あっ、うぅ…」
フェラをしていたサチは拓也のペニスから口を離した。
サチの口から鈍い苦痛の声が聞こえてくる。
拓也はフェラをしてもらったので気分が良くなっていた。
サチは拓也の身体に抱きついていた。
その身体を和也が思いっきりバックから突いてゆく。
「あぁ、、、ん…」
サチの声から甘い濡れた声が聞こえてくる。
サチに抱きつかれた拓也はサチに舌を思いっきり絡めたキスをしてきた。