萌香LOVE-9
「チュパッ、チュパッ…、だっていつも自分勝手なんだもーん。ペロッ…、約束の1時間前にキャンセルとかあり得ないし。仕事が入ったとか言うけど、ホントに仕事なんだかどうか…。チュパッ、チュパッ」
深夜0時頃。既に2回セックスした後、鉄平のペニスをしゃぶりながら彼氏の愚痴を言う夕梨花。鉄平は仰向けになりタバコを吸いながら話を聞いている。
「でもまぁそれでも別れないんだから、愛してるんでしょ?」
「チュパッ…まぁ愛してるけど…、チュパッ…、もし浮気だったら考えちゃう…。」
「とか言いながら、夕梨花ちゃんだって今、彼氏以外の男の何をしゃぶってんのさ?」
「あー、そんな意地悪言うともう舐めてあげないわよー?チュパッ」
「それも困るなぁ。へへへ」
「でしょ?」
「まぁそこはあんま深く考えないでおきますよ。」
鉄平は夕梨花の髪を撫でながら言った。
(まぁ俺はただヤレればいいんだしな!)
鉄平はペニスが復活するや否や起き上がり、夕梨花をバックで突き上げるのであった。
「ああん、また朝まで寝ないで犯されたー♪」
もう朝の6時だ。2人は一緒にシャワーを浴びて支度をして7時半にホテルを出て会社に向かう。
「夕梨花ちゃん、パンティ2日目だね!」
「昨日と服も一緒だし…」
「でも俺と夕梨花ちゃんがヤッてんの、みんな知ってるからいいんじゃん?」
「まぁね。」
さほど気にしていない2人。まるでカップルのように腕を組み出勤するが、さすがに会社の近くになると腕を解く。
「井上くんがどう変貌するか楽しみね♪」
「身も心も萌香ちゃんをメロメロにしちゃうぐらいにしてやるから見てて下さいよ。」
「私も井上くんを萌香ちゃんにアピールしとくからね?」
「ありがとう。」
そんな話をしながら歩く2人を、都姫は見かけた。
(あの2人、昨日ヤッたわね…?)
自分はいつ鉄平に抱かせろと言われるか分からずビクビクしているのに、夕梨花はあんな楽しそうに出来ていいなぁと思ってしまう。
(もう!いつになったら要求して来るのよ!気が気じゃないじゃない!)
まるで体を要求してくるのを待っているかのような自分の気持ちにあまり気づいていない都姫であった。