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俺のM女調教日記
【SM 官能小説】

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俺のM女調教日記(35)-2

今までに多栄は愛人の男に尻と背中を叩かれたことがある。
しかし、乳房と腹はまだ叩かれたことはない。

「わかりました、でも肩から上は叩かないで下さいね、これでも女優ですから・・・・・・」
多栄はこの時でも女優にこだわっていた、最近落ち目になり、仕事が来なくなっても、
いつかは・・・・・・端役だけでもという思いはある。


「勿論です、それは承知をしています、
以前に貴女が有名になる前にアングラなビデオを出ていましたよね
今のそのお名前ではありませんが、
そこで縛られ、叩かれている場面が忘れられなくて・・・・・・」

「そ、そうでしたか」

たしかに名前が知られる前に、多榮は若い頃、アダルト映画に出ていたことがある。
半裸にされ縛られて男達に犯されるという役柄だった。
演技だということで引き受けたそのアングラな映画は、甘くなかった。
仕事が来ないその頃の多榮には、そういう仕事しか来なかった。

ビデオでは、その箇所はぼかされていたが実際には縛られ、
数人の男優達に乱暴されて犯されていた。

どうやら猛蔵という男は、どこで手に入れたのか、そのビデオを見たらしい。
実は多榮がSMに目覚めたのも、そういう要因があったからかもしれない。
猛蔵は、まさかそんな要望を多榮が引き受けてくれるとは思っていなかった。

裸で胸を縄で縛られた多榮は男の前に立っていた。  
そして男は持っていたバラ鞭で多榮の揺れている乳房を軽く叩いた。
ピシリ!という乾いた音が木霊した。

「あん・・・・・・」という悩ましい声で多榮は耐えていた。
その姿は、少し細めな身体にしては大きめの乳房は赤くなっていた。
猛蔵はそれで満足したとき、多榮は意外なことを言った。

「もう、もう少し叩いても良いわよ・・・・・・」

多榮のその眼は喜びで目が潤んでいた、
彼女自身に被虐の喜びが芽生えたのだろう。

「良いのかい、多榮さん」
「はい」

多榮の言葉で気をよくした猛蔵は再びバラ鞭を持って、
大きな乳房を目がけて思い切り振り上げた。

今度はバシリッ!という激しい音が、多榮の乳房で鳴った。
多榮の乳房は葡萄のように大きく揺れ動いて、そこに紫色の痣が出来た。
(あう!)と言いながら多榮は快楽の中を彷徨っていた。




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