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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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惨虐な連鎖-6


妊娠の危険が回避されるかもしれないと含みながら、鈴木は唯の震える肩を抱いて引き寄せた。

……それにしても可愛らしい。
これが《美少女》ではないのが不思議なくらいだ。
栗毛色の明るい髪。
しっかりと整えられた眉毛。
涙袋の可愛らしい切長な瞳。
スラリと通る鼻筋に、薄くて口角の上がった唇。

髪を湿らせた汗の匂いも爽やかで、荒れた呼吸に紅潮した肌から放たれる温もり。

もう古芝風花など過去の遺物に追い遣っても構わないと言い切れる美人教師は、これまで生きて来た中で、この危機を脱する為の経験は無かったかと必死になって考えているのだろう。
教壇に立ち、勉学を教える教師ならば、何らかの手段を見出してくるのだろうか……?
もしかしたら彩花も其れ≠、期待しているのだろうか……。


『……怖いんだろ?生徒の前じゃあ弱いトコ見せらんねえからって、あんまり無理すんじゃねえぜ』

「……あ、貴方の何が怖いっていうのよ…ッ?」


近づけた鈴木の目に、唯は睨みを利かせて返してきた。
瞼は意識的に開かれ、それによって泳いでしまっている眼球は露わだ。
か弱い女性がみせる精一杯の虚勢ほど、胸を締めつけてくるものもない。


『クククッ!好きにしてイイってさっき言ったよなあ?噛みついたり手で振り払ったりしねえんだよなあ?』


唯は返答に口籠もる。

凌辱されて宙吊りにされている風花は、その股座から精液を滴らせている。

妊娠を〈面倒〉と言ったさっきの言葉をそのまま信じるのはあまりに危険過ぎるし、しかし、《逃げ》を打って彩花に毒牙が向かってしまっては、全てが失われるのと同じだ。


「……黙ってカメラの前に居ればイイんでしょ?どうってコト無いわよ…ッ」


強がって気怠そうな表情を見せても、眉や目尻は引き攣っている。
握り拳はピクピクと震え、両膝もガタガタと落ち着かない。


『でもさあ、さっきそのデカチン見て悲鳴あげてたよねえ?もしかしたらおチンチンが怖いんじゃない?』

「だ…誰がそんなの…ッ!?汚くって見たくないだけよ!」

『じゃあ俺のチンポを触ってみろよお。チョークとか指し棒より《太いモノ》は持ったコト無えんだろ?』


鈴木は唯の細い右手首を掴むや、熱り勃った男根へと招いた。
やや冷たくて華奢な指が熱々の男根には心地好く、そして恐怖と嫌悪に必死に抗う眼前の美顔が堪らなく愛おしい。


「ちッちょっとッ!?やめ…てよ!
ひ…い"ぃ"ぃ"い"ッッ…!!」

『ク…ククッ!もっと強く握ってイイんだぜ?俺のは柔(やわ)じゃねえからよお』


鈴木の声は上擦っていた。

まだ痴漢師だった頃の佐藤や高橋が、女性の困り顔に興奮していたのを知っている。
いま眼前にある唯の困り顔は、まさに美少女の如き可憐さを纏って歪んでいる。

男根を握らされた唯の手は、鈴木の両手で包まれている。
振り払いたい嫌悪感と逃げ出したい恐怖心。
どうにもならない絶望感が、唯を更に美しくさせている。



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