ずるい-9
ふたりとも眠れずに夜中の二時になった。
近所に公園があるということで、散歩がてら行くことにした。
シーソー、ブランコ、滑り台、砂場、鉄棒、どのあたりでやりたい? と尋ねると、もう、そればっかり、と返された。
私はブランコに誘った。
童心にかえったような気がした。
けれども、それは気のせいで、レミとまた繋がりたくなってしまった。
こっちへおいで、といって、呼び寄せ、キスをした。
ズボンのジッパーをずらし、ペニスを露わにさせた。
彼女はそれを口にし、元気にさせてくれた。
スカートを割り、正面から受け止め、対面座位の形で繋がった。
夜の公園に、ああっ、という声が響いた。
軽くブランコをゆすった。
それからキスをして、ねえ、俺のこと好き? と尋ねた。
うん、好き、とレミは答えた。
彼氏のことは? と尋ねると、好きだよ、と返ってきた。
ずるいね、と私は言った。
うん、ずるいね、と彼女は腰を揺らめかせた。
クリトリスへ指をのばし、左右に振った。
いくときはいってね、と私は言った。
もういきそう、と返ってきた。
レミ、と名前を呼びながら、腰を揺さぶった。
いく、いっちゃう、と喘ぎながら、レミは果てていった。