また逢える?-4
もう我慢できない、と彼は言いました。
私は、まだダメと言って、アヌスを責め続けようとしました。
けれども、彼は身体の向きを変え、私を押し倒し、正常位の形で入ってきました。
ううっ、やっぱり気持ちいいな、と彼に言われて、私は灯りました。
彼の後頭部に手をのばし、キスをせがみました。
彼はそれを受け、甘いキスを送ってくれました。
緩く動く腰もエロティックで、私に弱くない性感を覚えさせました。
彼は私の弱いところを熟知しているので、二分ほどで私はいかされてしまいました。
これからも逢う? と彼に尋ねられ、彼氏がいるから今日だけ、と私は答えました。
俺と付き合っているときも浮気してた? と彼は訊いてきました。
してないよ、と私はうそをつきました。
ほんとうは? と彼は重ねて尋ねてきました。
どっちがいいの? と私はずるく微笑みました。
彼は笑いながら、そりゃしてないほうがいい、と言いました。
自分は浮気してたのに? と私は彼を攻撃しました。
そう、それでも相手にされるのはイヤ、と彼はすんなり浮気を認めました。
ねえ、もう一回逢おう、と彼は言って、ひとつ腰を強く使いました。
いやんっ、と私の口から零れました。
もう逢ってくれないんだったら、ここでやめる、と彼は言いました。
別にいいよ、わたしは充分いったし、と私は返しました。
彼は、どうしたら、もう一回逢ってくれるんだよ、と言ながら、腰を強く振り始めました。
いいっ、気持ちいいっ、もっと、もっと激しくして、と私は喘ぎました。
車がぎしぎしと音を立てました。
それに耳を犯され、私は果ててゆきました。
うえになってくれ、と彼に言われ、私はそれを受けました。
天井が低く、首が苦しくなりましたが、それにも快感が宿っていました。
私は上下に腰をゆらせ、淫らになってゆきました。
彼の手が私の胸にのびてきて、優しく揉まれました。
私は自分の手でクリトリスを責め、果てを近くにしました。
その瞬間、彼に愛してる、と言われて萎えてしまいました。
私は一度キスをして、反対向きになって彼を呑み込んでゆき、腰を前後に揺らして、果ててゆきました。
バックミラー越しに彼と目が合いました。
今日だけだから、愛してるとか、冷めること言わないで、と私はいいました。
彼は私のアヌスに甘く指を挿入し、下から突きあげてきました。
そう、それでいいのよ、今日だけ、今日だけの関係なのよ、と私は喘ぎました。
悲しそうな目をする彼をバックミラーで確認し、事を終えた後、もう一度さそわれたら、逢うことにしよう、と私は思いました。