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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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屠畜-6



『あれあれぇ?クロッチに染みが出来ちゃってるけど、何なんだよコレはあ?』

『俺らって乳首とクソ穴しか弄ってねえよなあ?なあ、ドレがどうだったからこうなった≠ゥ喋ってくれよお』

「ッ〜〜〜〜〜!」


犯罪者達からの言葉責めに、風花は下唇を噛み締める。

先程の彩花に対する酷過ぎる嘲笑を否定した自分が、まさかこんな姿≠曝してしまうとは……。


『クククッ!マジックミラーの向こうにいるカメラマンさん、ブタキツネは今どんな様子ですかあ?』

「ッッッッ!!!」


……そうだった。
あれはこちらからは鏡で、あちらからは透明なアクリル板でしかないのだ。
身体と顔面を吊られた彩花の視線の先には、常に自分の姿があるのだ……。


『結構ショック受けてるみたいですぅ。なんか顔をピクピク左右に振って、「プヒプヒ」泣いてますねえ』

『だとよお。アイツは報道記者様に《期待》してたっぽいしなあ?それが裏切りの連続ってんなら生きる気力も無くなるぜえ』

「〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!」


再起不能としか感じられなかった彩花に、更なる絶望を突き刺したのは自分だ……。
ともすれば強烈な恥辱に卒倒しそうになっていた風花だが、彩花が受けた苦しみに比べればあまりにも小さい。
風花は歯を食い縛って顎の震えを抑え、涙の止まらぬ瞳に今の感情を纏わせて、リーダーである鈴木を睨んでみせた。
だが、下着を汚しての其れ≠ヘ滑稽でしかなく、その表情には哀願の色すらも滲み出ていた。


『いくらカッコつけたって無駄なんだよお。どうせテメェは《無能》よお。クククッ……なあ、可愛い可愛い風花ちゃん?』


直接的に警察に加担する古芝風花という報道記者は、言ってみれば最強の敵である。
しかし、此処に連れ込まれてからは、あまりに弱い女性≠ナあった。
涼花を必死に助けようとした明日香の姿は悲壮でありながら、しかし、美しくて気高かった。
かずさを巻き込むまいと耐えに耐えた由芽も素晴らしかったし、拘束椅子をあわや破壊してしまいそうだったかずさも、やはり強いと言える。
娘を守るために全てを擲った雪絵も、その覚悟を決めた精神力の強さでは、男共を遙かに凌駕していたと認めざるを得ない。


『胸が苦しくなるくらい可愛いなあ風花ちゃんはあ……ホント……クククッ……可愛いってコトしか取り柄が無え《サイテーなメス》だぜえ』

「ッッッ!!!」


鈴木はボイスレコーダーを床に置き、そして中指を立てて風花の染み≠ノ突き立てた。
瞬時に瞼には嫌悪からの痙攣が走り、そして股間が振り上げられる。
馬鹿の一つ覚えの《逃げ》である。


『せっかくだから、夏美を拉致ったホントの理由ってヤツを教えてやるぜ。今カメラマンやってる三人組はな、元々は痴漢師だったんだ。
川上雪絵って知ってるだろ?あの母娘をレイプした後にかなりのニュースになってなあ……その報道にビビってた三人組を勇気づけようと思って、俺が拉致ったんだ』

「ッ…………」


川上母娘の失踪事件も、風花は追っていた。
かずさや由芽と同じ職場に勤めていた雪絵を拐ったのは、やはり同一犯である可能性が高いと思っていた。
有名な元グラビアアイドルの、しかも母娘揃っての失踪という事もあり、かなりの熱を帯びた報道だったのは記憶に新しいが、まさか其れが引き鉄だったとは思いもしなかった。


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