秘戯が招く秘戯-4
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それから二週間ほど経った土曜日の昼下がり。
リョウくんが遊びにきた。
ピアノの連弾が止まっているので、アタシはこっそりベランダからリビングをのぞいてみた。
(………!)
リビングの床の上で、全裸のショウが四つん這いになっていた。そしてリョウくんも全裸で、ショウのお尻に腰を押しつけている。
「あぉ…… あぉ…… あぉーっ……」ショウが頭を反らして、獣のように小さく吠えた。「リョウくん…… リョウくん。わかる……わかるよ!」
リョウくんが言った。「ショウくん……、何……、何がわかるの?」
「お尻の……お尻の中で、リョウくんのチンポのカタチがハッキリわかるよ……」
「ショウくんの……ショウくんのカラダの中も、チカラいっぱい僕のチンポを包んでるよ……」
裸でからみ合うふたりの姿を見て、私は股に指先を当てていた。
ふたりを見つめる私の視野に、字幕が合成されていた。
(ねぇねぇ、教えて。
ショウは、まだ童貞よね。
まだ、ショウのチンポは
誰の中にもはいっていないわよね。)
【おしまい】