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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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イケメン、入社-6

色んな雑念を捨て、都姫はどんな事を求めるのかを説明する。
「基本的にあまり指示は出さないのがウチの方針です。ですから自発的にしたい事、すべき事を常に考え行動する事が求められます。だから意見はどんどん言って下さい。遠慮はいりませんから。」
「了解です。そっかぁ…」
鉄平は意味ありげな笑みを浮かべる。
「あの夜のCEOみたいに積極的にって事ですね!」
親指を立てる。
「な…」
顔を真っ赤にする都姫。早くも弱みで弄ばれていると感じた。
「CEO、何かよそよそしいじゃないですかー。一夜を共にした仲なのに♪」
「あ、あれは…」
何て答えていいか分からなかった。
「あ、別にジメジメ陰湿に脅すつもりはないですよ?ただもう少しフレンドリーに話せたらいいなって事です。」
「…、心掛ける…。」
「それに俺に敬語は不要です。俺もそのうち敬語やめるんで。」
「それは構わないけど…」
「ただ…」
「ただ…?」
いやらしい事をされるのではないかと身構えた都姫に鉄平は立ち上がり歩み寄る。
「あ…ダメ…、ここでは…」
固まってしまい足が動かない都姫に接近する鉄平。
「きゃっ!」
ギュッと目を閉じる都姫の唇に鉄平の唇が重ねられた。
「えっ…」
驚いて目を開けると超絶イケメンのキス顔が見え、ドキッとした都姫はすぐに目を閉じてしまった。いきなりの事に体が固まって動かない。唇を割いて入ってくる舌に成す術なく口の中を舐められた。
(んん…)
拒めもせずにただ時間だけが過ぎて行く。1分ぐらいキスされていただろうか。するとゆっくりと唇が離れて行く。
「フフフ、CEO、これから宜しくの挨拶ですよ。」
都姫はまるでファーストキス直後の少女のようにオドオドしてしまった。
「では、これから宜しくお願いしますね、CEO。」
鉄平はウィンクをしてCEO室を出て行った。

「…」
都姫はまだ動けなかった。そしてポーッとしてるいる自分に気付いた。
(わ、私、何をポーッとしてるの!?)
我に返った都姫は人差し指で唇に触れる。
「キス…?えっ…、キス…!?」
自分がキスした現実をまだ受け入れられなかった。
「何でキスされなきゃいけないの…!?」
頭が混乱した。まだ胸がドキドキしていた。都姫から動揺が暫くは抜けなかった。
そして言葉では説明がつかない事態に気がついた。
(や、やだ…、何で濡れてるの…!?)
都姫は仕事も忘れ、ただ呆然と立ち尽くしていた。


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