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re SEXLIFE
【ハーレム 官能小説】

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re LIFE-16

(こんな幸せなのに、俺はどうしてこの人生を捨ててしまったんだ…)
修は今でこそそう思えるようになった。だがアンナのことは気掛かりであった。後悔をやり直した人生があのまま消えて無くなってくれた事を願うばかりであった。そうすればアンナの苦しみも無くなるからだ。そして愛する妻と子供とこれから幸せに生きていける喜びをもう失いたくなかった。

「そろそろお昼にしようか♪」
「ハーイ!」
野外に遊びに出かけた時はたいてい梨紗が弁当を作り、芝生で食べる。暖かい陽射し中、家族3人で食べる昼食はとても楽しく気持ちがいい。
(1人寂しく公園で弁当食ってたな、梨紗…)
あの姿はもう見たくは無かった。肌色もコンディションも良く髪も生き生きとしている。爪も綺麗だ。その梨紗を守るのはやっぱり自分しかいない、そう思った。
「今度来る時は4人になりそうねー♪」
お腹をさする梨紗。翔太と名付けた事はただの偶然か、それとも運命なのかは分からなかった修。だが今の梨紗ならあんなクソガキに育たない事は自信を持って言える。それに例えヤンチャでも自分がいる。梨紗と2人ならどんなヤンチャな子供でも愛情を持って育てられる自信があった。
「楽しみだなー♪」
修も梨紗のお腹をさする。
(早く生まれて来いよ、クソガキ♪俺が手懐けてやるからな!)
修は笑いながらそう思った?

夜になり歩美が寝た後、修は梨紗を抱いた。アンナのように派手さはないが丁寧で献身的なセックスが心地良かった。30年、離れ離れになった時間を噛み締めるかのように修は愛情たっぷりの濃厚なセックスを梨紗にした。
「もう…、ここぞとばかりに中に出すんだから…♪」
「ん?ハハハ、つい…」
中出し癖は治らないようだ。だが梨紗も修の精子が中に注入されると幸せを感じる。膣の中にいっぱい愛情が詰め込まれたような気がするからだった。
「(もう)一生離さないぞ、梨紗。」
しみじみと囁く修に梨紗は笑う。
「ホント、どうしたの?今日少し変よ?」
「かな?ハハハ」
梨紗とのキス…、これがあれば下らない後悔などどこか吹き飛んでしまう、そんな気がした。
(梨紗、歩美…もう見捨てたりはしないよ…)
修は愛する妻の肩を抱きしめながら眠りについた。あれは夢だったんだ、修はそう思う事にした。
そんな修の前に、神は2度と現れる事はなかった。

「おはようございます。」
やり直した人生の時とはまた会社の人間も雰囲気も違い、全てが元通りになっていた。思い出すのが少し大変だったが、何とか慣れて仕事をこなしていた修。そこへ来訪者が現れた。その声は明るく前向きな性格を良く表していた。しかし何故か胸騒ぎを覚えた修が事務所の入り口に目を向けた。
「こんにちは、株式会社アロワーズの金井アンナと申します。14時から西田課長様と商談のアポを取らして頂いてます!」
修は固まった。目に映るのは間違いないアンナだったからだ。アンナは普通に存在した女性だと神は言っていた。これは偶然か、それとも…、修の額に汗が滲む。
(だが会社も違うし、前の人生は前の人生、この人生では、アンナは俺を知らないはずだ…)
とにかく接点を持たずに出会わなければ間違いは起きない、そう思い気にしないふりをした。
「じゃあこちらに♪」
事務員が応接室にアンナを案内する。修の後ろを通り過ぎようとした時、急に足音が止まった。そして微かに聞こえた声に修は頭が真っ白になった。

アンナはこう囁いた。
「暇な神の戯れ…。ンフッ♪」
と。



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