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挑発的な瞳のyouko
【ロリ 官能小説】

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ヨウコと共に……-1

 前にも言ったと思うが、この街は『男たちのパラダイス』の異名をとる、政府公認の娼館が建ち並び、バーやクラブで好みの女を見つければ『お持ち帰り』もできる。
 それも安全かつ安価に。
 そう言った娼館や店にいる女たちは選りすぐりの美女揃いだし、様々な国の男とこの国の女の間に生まれたハーフも多い、肌の色や顔立ちもよりどりみどりだ。
 だが、そんなお上お墨付きの店では対応できない性癖を持つ客もいる。
 SM趣味しかり、乱交趣味然り、同性愛然り……当然ロリータ趣味も……。
 変わったところでは美少年をバイブやペニスバンドで責め立てながら指や唇で射精させることに無上の喜びを感じる女性とか……。
 俺の仕事はそこに潜り込むことで成り立ってる。
 お墨付きの店にそんな趣味を持ちかけられてもお上の目があるので対応できない、認められていない行為をさせているのがバレて公認を取り消されては商売にならないからだ、そこで俺に連絡が来るってわけだ。
 当然俺はお墨付きをもらっちゃいないが、公認されている店からの紹介ってことでそれなりに安心できるってわけだ。
 そして大概の性癖には対応できる『品揃え』も俺の自慢だ。

 ヨウコがこのビルに住み着いてから半年になる、普通はこの近くの宿に住まわせるのだが、ヨウコは俺の部屋を出て行こうとはしないし、俺も追い出そうとは思っていない。
 手を伸ばせばいつでもヨウコはそこにいる、抱き寄せれば応じてくれる、そんな状況が気に入っていて手放したくないんだ。
 そのためにパイプ製のシングルベッドは捨ててダブルベッドを持ち込んだくらいだ。

 ヨウコは俺の思惑通り売れっ子になっている。
 花のような美少女ってわけじゃないが、欧米人から見るとエキゾティックでミステリアスな魅力があるらしい、そして一度ヨウコを抱いた客はその反応の良さに惹かれて必ずと言って良いほどリピートしてくるもんでプロダクションも潤ってる。
 今夜も2階の小部屋で客のお相手を務めてる。
 
 これは秘密なんだが、2階の小部屋には隠しマイクを仕掛けてあって、俺は1階の事務所か3階の自室でモニターしているんだ。
 何しろお墨付きの店では対応できない性的嗜好の持ち主を客にしているわけだから、女の安全のためにそれは必要なんだ、いざとなったら踏み込めるようにね。
 まあ、たいていの場合は『お客さん、大事な商品を壊すような真似をされちゃ困りますね』とドスを利かせた声で踏み込めば収まるし、それでも食って掛かるようなら拳銃を出して見せれば良い、励んでる最中に不意を突かれたわけでそれ以上抵抗してくることはないから実際に発砲したことはないがね。
 受信機からはヨウコの喘ぎ声と客の呻き声が流れてきている、まあ、今夜の客は日本人のエンジニアでヨウコを買うのは3回目。
 ロリータ趣味の客は征服願望が強いのも多いが、この客は単純にロリ好きなだけで女を乱暴に扱ったりはしない、むしろ俺より優しいくらいでヨウコも甘い声で鳴いている。
 
 だが……。
 俺はどうも落ち着かない、受信機から流れて来るヨウコの声に聞き入ってしまう。
 
 そうこうしているうちに客は満足して帰り、ヨウコは3階に上がって来た。
「お疲れさん」
「あのお客さんならそんなに疲れてないよ」
「そうか? その割には良い声で鳴いてたぜ」
「半分本気、半分演技ってとこかな……シャワー使っていい?」
「ああ、もちろん構わない」
 そう言ってやると、ヨウコは商売用のユニフォームである木綿の白いワンピースを脱ぎ捨ててユニットバスに消えて行った。


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