『縄母・志摩子(M512)の刺青』-5
「ああっ……おばさんは、亮くんに逆らえないの?」
『そりゃそうさ。悠一は俺が守ってやってる子分だし……おばさんはドMだからな』
亮くんの機嫌を損ねると、悠一が学校でイジメに遭うという夕方に聞いた脅しをチラつかせるんです。
「悠一を……イジメから守ってくれるのね?」
亮くんの言いなりになるための言い訳が、私は欲しかったんです。
それなのに、亮くんはしばらく返事をしてくれないんです。無言でセンズリの嫌らしい映像を送ってくるだけです。
「……悠一を守ってくれるって、約束してね」
私の方が焦れてしまって、スマホのカメラを下腹部の極彩色の牡丹と蛇の刺青に向けていました。恥毛が濡れて光っているんです。
(ああっ……こんなはしたないこと……でも、これは悠一のためだから……)
『さっさとオマンコに縄を喰い込ませて、ドMらしくオナるんだよ』
亮くんの声はやけに冷ややかでした。亮くんが蛇に変身したような気がしました。女を狂わせる猛毒を持った毒蛇です。
「ああっ。喰い込ませるって……どうして、それを?」
先程まで化粧台の前に立ってしていた恥ずかしい一人遊びを、亮くんに見られていたような錯覚に囚われていました。
『へへっ。おばさんが一番感じるのは、縄なんだろ?……大好きな縄を、熟れ熟れのオマンコに喰い込ませて……ヨガるとこを、俺に見せるんだよっ』
亮くんの凄い昂奮ぶりがオチンポの膨張の凄さで分かるのです。
「ああっ……亮くん、そんなモノを、見せないでっ……」
私は生唾を口の端から垂らして、若々しい怒張に見入っていたんです。数時間前に何度も私の蜜の穴を掻き混ぜた怒張です。
フラフラしながら、私、化粧台の前に戻っていました。
ウェストに巻き付けられている縄に先程結び目の瘤を作った一本縄を背中側で固定して、お尻の谷間から蜜の割れ目に喰い込ませて、その縄尻を口に咥えたのです。
鏡に映る緊縛された縄酔いの女体が妖艶です。
牡丹の花弁に絡んだ三匹の蛇が身をクネらせて、私の蜜の穴に向かって真っ赤な舌をチロチロと伸ばしているんです。三匹の蛇は本当に生きているように動くんです。私が腰を猥らにクネらせるからです。
鏡に映る妖艶な女体にスマホのカメラを向けていました。
『お、おばさんって……想像してた以上にすっげえ淫乱なドMだね……たまんない貌してるよ。も、もう、出そうだっ』
亮くんはもの凄い速さで自分のモノをしごいているんです。
顔を仰け反らせ、口に咥えた一本縄で割れ目をしごくような真似までして、亮くんに見せていました。ガニ股になったあさましい姿まで見せていました。
『お、おばさん……オケケが邪魔だ。折角の蛇の舌がオケケで隠れてんだっ……そんな邪魔なモノ、明日までに剃り落としとくんだ』
亮くんは荒い息を吐きながら、そんなことまで命令してくるんです。
(あああっ……こんな姿まで晒して……わたし、まるで亮くんの奴隷ねっ……わ、分かったわ。邪魔な毛を綺麗に剃り落として、昔のようなツルツルにするわっ)
『おおおっ。おばさん、俺、もうイキそうだ。そっちにまで飛ばしてやるから、口を開いて飲み込めっ……ぐはあっ』
ドピュッ、ドピューッと大量のザーメンがスマホ画面で飛び散っていたんです。
(あああっ、亮くんっ……ダ、ダメーッ。まだ、わたし、イケてないのに……)
『俺はスッキリしたわ。おばさんはさ、朝まで縄を付けたままで、縄をしごいてオナってろや』
亮くんは醒めた声で言って、一方的に通話を切ってしまったんです。
世界の中で一人取り残されたような、寂莫とした気分でした。
情炎に焼かれる凄まじい狂乱の愉悦を思い出してしまった女の身体が、不満を洩らしてぶすぶすと燻りつづけていたんです。