『縄母・志摩子(M512)の刺青』-3
「ああっ……りょ、亮くん?」
また驚かされました。悠一がすぐ隣の部屋にいると言うのに、キッチンに入ってきて私の口唇を奪いながら、ワンピースの裾を捲り上げたんです。
キスすることも十年以上なかったんです。亮くんは舌を絡めるようなキスで、私の胸を喘がせるんです。
「おばさんは、縄がよっぽど好きなんだ?……嫌らしく尻を振ってるのが見えたからさ。ずっと欲求不満が溜まってて、たまんねえんだろ?」
そんな失礼なことを言いながら、私の熱く火照った蜜の穴に指を挿れてきたんです。
「悠一に、き、聞かれちゃうわっ」
私は亮くんの腕を押さえながら、ピチャピチャッと嫌な音を立てる指戯に首を仰け反らせていました。
「へへっ。アイツは今、スマホのゲームに嵌ってるから、気付かないさ」
亮くんは私のワンピースの中に潜り込んで、太腿の牡丹の刺青に舌を這わせながら、二本の指で激しく掻き混ぜたんです。
私、昔から立ったままでされるのが弱いんです。立ったままされると、すぐに潮を噴いてしまうんです。オシッコをお漏らししたような牝の潮です。
目の前がクラクラしていました。あの予兆です。もうすぐ噴くんです。
「あああっ、ダメーッ」
ワンピースも、亮くんの学校の制服もビッショリと濡らしていました。
あわてんぼうのママがスープを亮くんの胸やズボンに掛けてしまったと、悠一には言い訳したのですが、信じてくれたのかどうかは分かりません。