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「短編集『O嬢の館』の女たち」
【SM 官能小説】

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『縄母・志摩子(M512)の刺青』-11

「ママ……満員電車で、みんなに見られながらイッテみなよ」
 悠一が悪魔のような囁きを耳元で吹き込んできたんです。
「お、お願いっ……」
 私は許しを乞うたのですが、悠一は真っ赤な牡丹をグイグイと刺激してくる手を緩めてくれないんです。

(あああああっ、ダメッ……ほんとに、ダ、ダメッ)
 両脚がガタガタと震え、吊り革を握りしめる手が汗びっしょりになっていました。

「ママは僕の縄奴隷だよ……僕の縄人形、縄ドール……今日は、僕の縄の花嫁さ」
悠一にしつこく囁き込まれ、私は吊り革に片腕を吊られて弄ばれるMドールになったような幻想に浸りながら、全身を痙攣させてしまったんです。

 踏ん張って立っている足元に私の滴らせる蜜が一本の糸のように垂れていました。それが揺れて、パンプスを濡らしていたのです。

(あああっ、意地悪うっ……ママは、もうダメ――ッ)
 ガクガク痙攣させている身体に気付かれないはずがありません。目の前に座っている老人が私を蔑むような目で睨みつけていたんです。
 そんなことも気にならないほど、私は追い詰められていたんです。
(あふーっ……嫌あっ。恥を晒しちゃうううううっ)

 私は満員電車の中で恥辱の絶頂イキに見舞われ、身体を錐揉みさせながら悠一の腕の中に倒れ込んでいました。

 二人が別々の入口から『O嬢の館』に入った頃には、躊躇いも罪悪感も綺麗に消え去っていました。一刻も早く息子のモノが欲しくてたまらない牝の獣になり下がっていたんです。

 おへそあたりまでを壁の穴に突き出した『M512』という冷めた身体のオナドールになるだけでは気が済まなくなっていました。

「悠一っ……許してね。ママはダメな悪い女だわ。お仕置きをしてっ」
 足首まで縄の巻きついている右脚だけが足枷で吊り上げられ、左脚は悠一が腕に抱えていました。
「最初からお仕置きのオネダリだなんて……『M512』は縄好きのドMなんだ?」
「い、嫌っ……『M512』なんて呼ばないで。私はママよっ」
「そうかなあ……ただの淫乱マンコを持ったO嬢にしか見えないんだけど」
 悠一は私の熱く爛れきった淫唇を冷たい5本の指で弄っているだけなんです。

「ああっ、焦らさないでっ」
「これは、お仕置きだよ……『M512』が毎日でもオマンコを欲しがる淫らなオマンコ奴隷になるって誓うまで、僕のチンポ、挿れてやらないからね」
 邪悪な蛇を思わせるような冷ややかな悠一の声が壁を隔てて聞こえてきました。熱く灼け焦げている淫唇を弄っていた一本の指が、パクパクと口を開いて喘いでいる膣穴の浅いところを掻き回すんです。

「ま、毎日なの?」
「毎日2回でもいいよ」
「あああっ。もうママを縄酔いする縄奴隷にしてるのに……悠一のセックス漬けにしたいの?」
 壁を隔てていなければ、とても口に出来ないセリフです。

「そうだよ。ちゃんと誓ってくれなきゃ……こうして掻き回すだけで、止めるよ」
 ジュプッ、じゅぱっ、ニュプッという嫌らしい音をわざと立てるように掻き回すんです。
「ああ、欲しいのっ……ママだって、ほんとはずっと悠一にされたかったわ」
「ダメだよ、ちゃんと誓ってくんなきゃ」
「あああっ。悠一ぃ……ま、毎日……縄で縛ったママに挿れてっ」
「まだ、ダメだよ」
「ああっ。ママは毎日、悠一のオチンポを挿れてもらいたいってオネダリするわっ」
「もっとちゃんと誓うんだよ」
「あああっ。ママは……毎日でも悠一のザーメンに溺れるような性奴隷にされたいの。毎日でも悠一に縄をオネダリして、狂うほどオマンコをしてもらう猥らなママになるって誓うわ。誓うから、お願いっ」


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