門井悠斗A/愛しい未亡人への玩具責め-1
友達の母親は未亡人
番外編ー『門井悠斗A/愛しい未亡人への玩具責め』
(マジで……やばかったな……)
二十時頃。
佳織が用意してくれた食事を取り終えた後、風呂にも入り、リビングでビールを飲みながら、佳織による手淫と、冴子と電話を介しての性行為を思い返す。
佳織は今、シャワーを浴びていて、リビングにひとりだった。
悠斗は佳織から貸してもらった、岳が部屋着に使っている黒の長袖のTシャツと、グレーのスエットを身につけていた。
しばらくすると、リビングと廊下をつなぐ引き戸が開いて、佳織が現れる。
佳織の寝巻きは、ワインレッドのベロア生地で、ズボンも揃いのものだった。
上半身に身につけているそれはまるでバスローブのように、サイドを紐で止めるタイプになっている。
それゆえに、柔らかな胸元が見えてしまいそうだ。
ワインレッドという色も、どこかいやらしさを感じさせる。
さらに、佳織はーー髪が濡れておらず、メイクを落としていなかった。
悠斗はどきん、と胸を高鳴らせるしかなかった。
「その……パジャマ、可愛いね」
「うん、新しく買ってみたの。今まで着てたスエット、古くなっちゃって年末に捨てたんだ。どうせなら、可愛いの買おうと思って昨日からおろしたの」
佳織は微笑んで答える。その微笑みにきゅん、と胸が締め付けられ、今晩のことに期待する。
そのせいか急に、喉が渇いたような感覚におちいり、手に持っているグラスの中身を飲み干した。
佳織は悠斗の左隣に座ると、つん、と右手の人差し指で悠斗の頬をつつく。
「どうしたの、顔、真っ赤だよ?」
「わ、わかってるくせに、意地悪。今日意地悪だよ」
悠斗は佳織の体を抱きしめて、佳織の右の耳元で荒く息を吐き出す。
「したいよ、佳織さん」
「さっき、あんなに出したのに?」
「ん、う。こんなエロい色のパジャマ着て、化粧落とさずに来たくせに、佳織さんだって、同じ気持ちじゃないの」
「ふふ、分かりきったこと聞かないで。あたし、今日悠斗くんに触られてないんだから」
佳織はそう言いながら、悠斗の濡れた髪の毛に指を通して、優しく撫でる。
「最近、武島さんと……した?」
「そういうの、聞かない約束でしょ」
「俺に飯塚さんとのこと、言わせたじゃん。今日は聞かせてよ」
「ーー年末で、あたしだって、武島くんだって忙しかったんだからしてないよ」
ぎゅっ、と佳織のことを抱きしめる。
ちゅっと、耳元や、頬に甘えるようにキスをした。
「どうしたの。そんなに甘えて」
「俺、そんなもの分かり、よくないよ……ヤキモチ妬くことだってあるよ。してなくたって、会社、ずっと一緒じゃん」
「それ、悠斗くんだってそうじゃない」
「あっ……」
佳織はクスクスと笑って、悠斗の手を引いて立ち上がる。
「ベッド、行こ?あたしもしたいよ、悠斗くんと」