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ある熟女の日々
【熟女/人妻 官能小説】

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同級生との交流-2

 ウチにしても親がそういうことをしていんじゃないか?…ということは、日々感じている。母親が見知らぬ男と…ということは幸か不幸か目撃したことはないけれど、たぶん同じようなことをしている。なぜそう思うかと言えば、ウチには姉が二人いて…時にはそういうキワドイ話題が出たときもする。そんな時でも母親は全然動じるでもなく、むしろ当たり前のこととして受け止めている風がある…。

 あとは…。

 「…自慰は、してるよ? わたしも…」 京子は(自分にとってこれ以上ない恥ずかしい告白)をして感極まったのか、眼鏡を取って涙を拭っていたが、わたしの返答を聞いて、表情がぱあっと明るくなった。

 「…よかったぁ…。わたし、◇子はきっと一緒だと思っていたの…!」

 (一緒って…)苦笑いさせられたところで、休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴り、京子がわたしの手を取って教室へ向かう階段を下りていった。

 「ほかの人には言わんといてよ」

 教室の前で京子がそう呟いて自分の席に着く。
 それはこっちのセリフでもあるのだけれど…。 そんなことがあってから修学旅行の季節を迎えた。

 修学旅行の宿泊の部屋は出席番号で自動的に振り分けられ、わたしは2泊目の夜に吉田京子と同じ部屋になった。神社仏閣を見物して回る中で、京子がわたしに囁く。

 「今夜はわたしのとなりで寝てね。面白いものを聞かせてあげるから」

 お笑いタレントの漫談でも聞かせてくれるのだろうか…。夕方になりバスは旅館に到着する。旅館に入り、宛がわれた6人部屋には既に布団が6組窮屈に敷き詰められている。

 京子はいちばん奥の布団を選んで枕元にボストンバッグを下ろして陣取ってわたしを見る。わたしも後に続いて隣の布団にバッグを下ろした。

 食事や入浴を済ませて消灯時間になったが、時間通りにみんなが寝息を立てるはずもなくたわいもない話を延々としている。それでも夜が更けていけば徐々に睡魔に襲われていき、いつしか、わたしと京子だけが起きている。おもむろに京子がバッグの中からテープレコーダーを取り出す。

 イヤホンをテープレコーダーに差し込み、片耳の分をわたしに差し出す。わたしは左耳、京子は右耳にイヤホンをさし込む。イヤホンのコードはそれほど長くはないから、耳から外れないようにすると、わたしと京子は触れるか触れないかの間隔に近付いて横になっている。

 「じゃあ、再生するね」

 京子がガチャリと再生のスイッチを押す。物悲しい『ドナドナ』のメロディーが流れ始める。終わったと思ってもまた始まって『ドナドナ』は5分くらい続いている。(え? これずっと聞いてるの?)と思っていると音楽が徐々に小さくなり、女の声の独白が始まる。京子がわたしの顔を興味深そうに見詰めている。

 『わたしは、17歳の高校2年生…』

 声の調子からは同世代にはとても思えないが、17歳…ということらしい。

 『今日は、家庭教師の先生が来る日。…あ、いらっしゃったみたい。いつものようにママがショートケーキと紅茶を部屋に運んでくる。お母さんが部屋を出てドアを閉める…あんっ!…』

 切なげな叫びが聞こえ、すぐに『ブチュッ、ブチュブチュッ』という音が…。

 『…今日も…キス…ディープキスから…始まる…』

 女の独白が挟み込まれながら、卑猥な音が続く。わたしは驚いて京子の顔を見る。京子はちょっと困ったような、恥ずかしそうな表情をしているが、イヤホンを外す気配はない…。暗がりの中だから顔色まではわからないけど…。

 『先生が…先生が、服の上から…わたしの…バストを揉み始める…アンッ!…アアンッ!…』
 『スカートをめくり…パンティの上からわたしの…恥ずかしいところを…指で…ア…アアッ…』
 『先生が…ベルトを外してズボンを脱ぐと…先生の…固くそそり立った…アレが…顔の前に突き出される…ンン…ハムッ…わたしは…先生のアレを…フェラチオする…ジュプッ!…ジュボジュボッ!…ブチュルルッ!…』

 卑猥な音が派手に耳に響いてくる。女の独白…というか状況の説明と交互に繰り返されながら、行為が進んでいく。

 『先生が、中に…わたしの中に入ってくる…アア…アアン…いい…気持ちいい…』
 『アンッ!…アンッ!…アンッ!…わたしは上り詰めていく…アンッ!…アンッ!…アンッ!…あぁ…いい…気持ちいい…先生、気持ちいい…気持ちいい…気持ちいい!…』
 『あ、イク!、イク、イク!、イッちゃう!、イッちゃう!、イックウッ!…』

 『先生』が射精したことの独白があり、再び『ドナドナ』のメロディーが流れ始める。冒頭ほど長くはなく、音楽もフェードアウトしてガチャリとテープは止まった。


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