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「短編集『O嬢の館』の女たち」
【SM 官能小説】

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第一話 『人妻・有佳(M451)のビアンの夢』-9

「あああっ。わたしも……大きいのを、挿れられて……我慢、出来ないっ」
 ぶっとくて熱いオチンポがわたしの淫乱なオマンコの襞をこじ開けるようにして押し入っていました。わたしはだらしのない口を大きく開いて、ヨガリ声を噴き上げていたんです。

『まだイッちゃ、ダメッ……洗濯バサミで、我慢するの』
 梨々子に命令されるんです。
 わたしの乳首が凄く敏感なことは、梨々子が一番知っていることです。言われた通りに左右のバストの先端に洗濯バサミを噛みつかせて、自分で責めるんです。

「あああっ……ち、乳首もいいっ。千切れるくらいもっと強く噛んでっ。ああっ、イキたいの……もう、イカせてっ」
 壁の向こう側でオナホールを使っておられる男性が驚かれるようなことを叫んでしまうんです。


 こんなわたしですが、普段は澄ました顔をしてミニスカートの裾をなびかせて颯爽と街を歩いている、ごく普通の人妻です。

 最近、夢でよく見るシーンがあるんです。
 街角を歩いているわたしの後ろ姿の美脚やヒップを眺めて、男性から声を掛けられる夢です。
「あ、あんた……もしかして『M451』じゃねえのか?」
「い、いいえ……ち、違いますっ」
 わたしは心臓が止まるくらい驚いて、身体を硬直させるのです。
「ほら。やっぱりその脚も、その声も『M451』の淫乱ドMの人妻だ。間違いないはずだ……そうなんだろ?」
見知らぬ男性から、わたしの秘密を暴き立てられてしまうんです。

もしも……現実にこのような夢のようなことが起きたら、と想像してしまうのです。銀行マンの夫に知られるようなことになったら、大変な騒ぎになります。

 でも、もしもそんな男性が現れたら……わたしは秘密をバラされないために、その方のどのような惨い脅迫にも従うしかないんです。

梨々子も同罪です。梨々子と一緒にラブホに連れて行かれ、女同士で真っ白い肌を擦り合わせて、お互いの割れ目を舐め合うようなプレイを見られながら、鞭を打たれたり、蝋燭を垂らされたりして、弄ばれるしかないんです。

 本当にそんなビアンの二人を責めてくれるサディスティックで卑劣な男性が現れないかと、あそこをゾクゾクさせていつも街歩きをしているんです。


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