門井悠斗@/愛しい未亡人からの言葉責め-2
「ま、……なかなかこの辺り、二人で出歩くわけにも行かないもんね。それに、悠斗くん、十二月忙しかったでしょう」
「俺よりも、飯塚さんの仕事量半端なかった」
佳織は湯呑みの乗った盆をテーブルの上に置くと、悠斗の左隣に座る。
「飯塚さん、仕事出来ちゃうからさ。どんどん頼まれちゃうの。それに顔に出さないんだよね。家に仕事持ち帰りたくないって、いつもより早く来て、いつもより遅く帰ってさ」
「頂きます」と小さな声で言うと、悠斗は湯呑みを取って口に近づけた。
隣にいる佳織が悠斗に体を向けて、にこにこと微笑みながら、悠斗を見つめていた。
それに気づいて「どしたの?」と尋ねる。
「ん。本当に冴子さんのこと、好きなんだなあと思って。悠斗くんの仕事がどうだったか聞いてるのに、冴子さんのこと答えちゃうんだもん」
「えっ?だ……だって、純粋にすごいなあって。疲れてるはずなのにメイクもばっちりしてきて……俺だけじゃなくて、仕事溜まってる後輩のフォローもして」
悠斗は口をつけた湯呑みをテーブルに置いて、恥ずかしそうに答える。
「ふぅん。お仕事できる先輩のこと、会社で押し倒したり、ゴムつけずにしたくなったりするんだ。甘えてるのね。素敵な人だもの」
佳織はにやにやと笑いながら、左手の指先で悠斗の胸元をなぞった。
「冴子さんの唇も、舌も……すごく柔らかくて、やらしかったな……アレに舐められちゃったら、ひとたまりもないね、オチ×チン」
佳織は悠斗の胸元を指先でなぞりながら、顔を近づけて耳元で囁く。
悠斗は、佳織と冴子がキスしていた光景を思い出し、さらには自らが冴子にフェ×チオされたことを思い出して、どんどん股間に熱が集中していく。
「意地悪するつもりなかったけど」
ふふっと佳織は笑うと、ちゅっ、と悠斗の耳たぶにわざと音を立ててキスをする。
「悠斗くんと冴子さんのしてるの思い出したらドキドキしてきちゃった」
「か……おりさん……」
悠斗の顔がだんだん紅潮していく。
キスをされる耳元が熱くなってきて、悠斗は恥ずかしくなった。
佳織は耳たぶをしゃぶり、舐め上げ、耳の穴の中まで舌を伸ばす。
じゅる、ちゅぱっ……といやらしい音が悠斗の耳の中に響いていく。
「ねえ、興奮してきちゃった……冴子さんとのこと、教えて……いつもなら聞かないけど……今日は教えて?」
「な、何を……?」
「冴子さんは、悠斗くんのこと、どんな風に気持ちよくするの」
「ど、どんな風って……」
悠斗は佳織に耳をしゃぶられながら、びくびくと体を震わせる。
佳織の質問に戸惑っていると、服の中に手が差し込まれ、直接悠斗の胸板に佳織の手が触れた。
「体、熱い……。あたしに触られてるから興奮してるの?それとも冴子さんとのこと思い出して興奮してるの……?」
「ん、う、そんな……質問、ずるいよ……」
「ずるくないもん、どんな風にエッチなことしてくれるか、教えてよ」
悠斗の耳元でそんな卑猥な質問をする佳織に胸が高鳴る。