スペクタクル・ブラック-1
朝6時、修は目を覚まして1人、シャワーを浴びた。そして7時にアンナを起こす。
「アンナ、もう7時だぞ?起きろ。」
「んんん…」
気怠そうに目を開ける。
「あー、体が重ーい…」
まだ昨夜の連続絶頂の疲れが残っていた。
「ほら、遅刻すんぞ?」
「えー…?今何時ぃ?」
「7時。」
「えっ!?」
アンナは飛び起きた。
「ヤダ、ここから会社までどのぐらいかかるの!?」
「1時間ぐらいかな。」
「じゃあ30分しか余裕ないじゃん!シャワーしてる時間ない…」
「メイクだけすれば?」
「ヤダァ、また汚れたまま仕事しなきゃならないじゃん!」
「ハハ!臭い女♪」
「だから違うってばぁ!あーんもう…取り敢えずメイクしなきゃ…」
アンナは裸のまま化粧道具を持ち洗面所に行ってメイクを始めた。
「あー!ズルーい!修、シャワー浴びたでしょ!?」
「当然♪」
「何で起こしてくれなかったのー!あー!分かったぁ。わざと汚れた体で仕事行かせるつもりだったんでしょー!」
「フフッ、SEXしてシャワーしない体で働く女とか、興奮するから♪」
「もー!そうやって私を虐めるんだからー。」
「昼間、マンコの匂い、嗅がせろよな?どんだけ臭いか楽しみだ。」
「もー!変態っ!」
「ハハハ」
修はさっさと着替えて出社する準備をする。
やがてメイクを終えたアンナが戻って来る。
「化粧するといい女感が増すな、やっぱ。」
「メイクしなくてもいい女ですからー♪」
「1時間で77回もイッちゃうけどな!」
「もーっ!それは言わないでっ!」
ずっとそれをいじられそうだなと思ったアンナは時計を見る。
「ヤバっ!急がなきゃ!」
アンナは下着を手にした。
「…仕事行くのに赤は派手だったかなぁ…」
修にいい下着を見せようと持って来たが、仕事の事は考えていなかった。
「別にいいんじゃん?」
「でも、ブラウスから赤のブラジャーが透けて見えたらあまりいい事じゃないよね…。昨日着て来た白のつけようかな…」
「赤にしろよ。赤に。」
「えーっ…?じゃあ修がそう言うなら…」
アンナは赤のセクシーな下着をつける。
「…いいね、赤。似合うよ。何かムラムラして来た。」
「今はダメよ?遅刻しちゃうから!また途中でホテルで、ねっ♪」
「だな。」
アンナが着替え終えると2人は急いで車に乗り会社へと向かった。