阪井泰斗/二度目のマッサージ-8
「はぁ………ぁあ……」
泰斗はあまりの気持ちよさに、言葉にならない声を出す。
喉の奥の方まで突き立てる度、薄暗い中でもわかる、冴子の美しい顔が歪む。
「む、…ん、んんぅ」
息ができない冴子の鼻息が荒くなり、それでも唇から漏れる吐息は甘美で、何ともいやらしい。
（やば、…で、そう……）
冴子の口腔内を汚すのを想像して、ペニスの脈動がどくん、どくん、と強くなる。
「冴子さん、ごめ、なさ……僕……！」
冴子は泰斗のそれを察したのか、こくこくと頷く。
「ぅ、ぁっ……」
「ぅ…ん、んっ」
冴子が苦しそうな声を出して、じゅるっ、じゅるっ、とペニスを強く引き込む。
泰斗は冴子の口腔内に自らの体液を放出した。
「や、ば……すご……い」
すべてを出し切ると、泰斗はゆっくりとそれを引き抜く。
冴子は一旦息を吸うために口を開くが、粘液がたっぷりと含まれた口腔内がそれを阻む。
冴子はそれを零さないように、ゆっくりと飲み込んだ。
「ん。はぁ……すごい、苦い……」
「の、のんじゃっ……え……？」
今まで泰斗は体液を口腔内で出したことがなく、さらには体液を飲み干した冴子に驚く。
「全部、飲んじゃった」
冴子は体を起こす。
髪をかきあげて、恍惚とした表情を浮かべながら、ぽってりとした唇を拭う。
「ふふ、出してもまだ固そうだね。元気」
冴子は四つん這いになって、膝立ちになっている泰斗のそこにしゃぶりつく。
顔を動かして、じゅるじゅると音を立てながら吸い込むと、泰斗のそれはすぐさま元気になった。
「ふ、ぅ」
唇を離し、冴子はそこにまとわりついた唾液を指で拭う。
「もう入れちゃいたい？あたしの準備はできてるけど。エッチなことしてたらすぐ濡れちゃう」
そんなことを言われたらーー
泰斗は冴子の体を押し倒し、冴子が用意したコンドームを装着する。
「焦らないで、泰斗くん。逃げないから。いっぱい、して」
冴子の脚を広げさせる。
冴子が言った通り、冴子のそこはぬるぬるとぬめっていた。
そこに宛てがい、腰を押し進めると、簡単に泰斗のモノが油送される。
「は、ぁ…う、んっ、気持ち……いい」
「僕もです」
泰斗のそれが全て埋まり切ると、冴子は泰斗の体を抱き寄せた。
「突いていいよ」
その言葉を皮切りに、泰斗は腰を激しく動かし出す。
「あ、ん、んんっ、はぁっ…………」
泰斗は顔をひねって冴子の唇を奪い、右手の五本の指で太ももや、臀部の肉を捏ねる。
そうする度に、冴子の体が震え、腟内がぎゅうぎゅうと締まる。
密着し、汗に濡れる肌がとてもいやらしい。
泰斗は腰を動かして、冴子の体を堪能することしか考えられなかった。
「しゅご、い、激しいっ……んん、こんな、エッチなのに、あんまり経験無いなんて……勿体ないよ……んん、んぅ」