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「背徳と退廃・花嫁Mの手記」
【SM 官能小説】

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「背徳と退廃・花嫁Mの手記」-3


* * *

わたくしは犬の首輪に似たチョーカーをいつも細い首に嵌めています。それに、ウェストを極端なまでに細く縛りあげ、股間の秘肉に喰い込むT字の股縄を締めているのです。

結婚してから家の中で着用を許されているのはこれだけです。他の下着は一切許してもらえないんです。
昼間はエプロン、夜はナイトガウンで全裸の一部を覆うことを許して頂けるように、お義父さまや義母の咲江さまに懇願しなければならないんです。

外出時だけはワンピースの着用を許して頂いています。もちろんノーブラ、ノーパンです。ショーツ代わりに股縄を喰い込ませたまま、毎日のように近くのスーパーに買い物に行くんです。
変態の露出狂と見破られないかと、いつも凄く緊張します。ちょっとでも前屈みになったりするとミニの裾から股縄の股間が覗いてしまうんです。誰かに気付かれないかと思ってドキドキするのです。

Eカップの大きなバストの胸元だけは隠しようがありません。重たくてユサユサと揺れてしまうんです。ワンピースの生地に擦れます。わたくしの乳輪は普段から異常なくらいにぷっくりと膨らんでいて、中心の乳首に向かって尖っています。乳輪の膨らみと乳首のポッチがワンピースの生地にくっきりと浮き上がっているんです。

誰の目にもノーブラなのは明らかです。好奇の目でジロジロと見られます。六カ月前は恥ずかしさのあまり、足がすくんで思うように歩けなかったくらいです。それでも、もう随分慣れてきました。何事もないような平気な顔を装って買い物をします。

でも、年配の女性からはキツーイ軽蔑の眼差しを向けられます。
「あんた、そんな嫌らしい格好でチャラチャラしないでよ」
昨日も男の子を連れた40手前くらいの女性から罵られました。わたくしは何も言い返す言葉がなくて、黙って俯いていたんです。
大騒ぎにでもなって、実は股縄しか身に着けていない変態女だってことを知られたらもっと大変なことになります。
「何とか言ったらどうなの?……最近このスーパーで、ノーブラの巨乳を見せびらかす女が現れるって凄い噂になってんのよ。その変態女って、あんたのことね」
「ご、ごめんなさい……」
「謝るくらいなら、そんなノーブラで出歩くんじゃないわよ。ひょっとして、下もノーパンじゃないの?」
女性は言いたいことだけを言って、去って行ってくれました。

見知らぬ方からこんな風に罵られて、股縄をベットリと濡らしてしまうんです。

大規模なスーパーでも噂になるくらい、わたくしのノーブラのワンピース姿は凄く目立つんです。
身長は160センチ、体重43kgです。理想体型よりは少し痩せすぎでしょうか。骨格が細く、縄で絞めあげられなくてもウェストは極端なくらいクビレているんです。ヒップより35センチも細いウェストで、砂時計みたいなクビレだとよく言われます。お腹は凹んでいる感じです。

でもバストとヒップだけは目を瞠るほどのボリューム感があるんです。ムッチリとした嫌らしい美肉でピチピチに漲っています。お義父さまから淫らな欲情を注ぎ込まれたせいか、この三年間でDカップからEカップを超えるくらいにバストが一回り大きく膨らんでいるのです。

お義父さまは大学時代のゼミの教授でした。フランス文学研究の権威です。研究書を何冊も出版されているほどの立派な学者です。
そんな学究肌のお義父さまを虜にして、鬼畜のようなサディストに変えたのは、わたくしのボディラインの魅力というより、雪のような白さの西欧の貴族を思わせる容貌だったはずです。

祖母が北欧の人でした。祖母の血を受け継いだわたくしは日本人には無い、透き通っているようなピンクがかった真っ白い肌をしているんです。
白人の少女でも肌の色合いに微妙な違いがありますが、北欧系のわたくしの肌はほんとに雪のような白さなのです。光の陰の部分がピンクに染まって見えるんです。

彫りが深くて目鼻立ちがくっきりとしています。睫毛が長くて、灰色の大きな瞳です。灰色の瞳と先っちょがツンを尖ったように反り返っている鼻が気品のある雰囲気を醸し出しているんです。


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