『HIDDEN AFFAIR 2nd secret』-6
『HIDDENAFFAIR』
ぐちゅんっ!
「はぁ…ふっ…、結城君のすごい…、挿れただけでイキそうよ…」
すっかり湊を包み込んでしまい、雛子は体重を彼に預けた。
初めての洗礼を受けた肉剣は、雛子の重みも受けて深い挿入にうち震える。
「あぅ…んっ。おっきぃ…」
湊の首に腕をからめて、雛子は快楽の嘆息を漏らす。
「下から突いてみて…」
雛子の「おねだり」に満身で応えようと、初めは不器用に腰を動かす。
じゅぶっ!ぬぷ…、くちゅくちゅ…。
「そこいいンッ…!」
荒げな喘ぎが書庫中に響く。
「あぁ…、せんせーのあったかい…!」
雛子は右手を離し、左手は湊の肩に置いたまま、身体を斜めに傾けてより深い挿入を味わった。
「んぅっ!奥までいく…!」
湊の目の前では雛子の大きな胸が揺れている。
「はぁっ…、はぁ…」
−すっごい眺め…。
手を伸ばし、掴みかかる。
「やだぁ…、結城君」
「せんせいのっ…おっぱい柔らかいよ…!」
ぐにゅぐにゅっ!
「いや…、それ弱い…」
苦悶に顔を歪める。
「あくっ…!」
乳房に刺激を与える度に肉襞が一層湊をきつく包む。
「せ、んせ…、おっぱいがいいんだ…?じゃこうしたらもっと…」
乳首を摘む。
「あはぁっ!いいよぉっ…!」
嬌声が高らかに響いた。
「うわ…!きつっ!」
快感に収縮している肉襞が負けじと湊に応える。
ねぷねぷっ。
悦楽を貧る二人の影が壁際に映る。それは如実に睦み合いを描く淫猥な影絵だ。
「ふぅっ…!んん…くっ」
激しい彼女の腰の動きは普段のしとやかな姿を吹き飛ばす。
しかし、湊にとって一つになった喜びを妨げるには及ばない。
何一つ、彼の思考を邪魔するものはない。
ただ目の前の雛子がこのように乱れた姿で舞っていることだけが彼を突き動かしていた。
「はっ…ン、俺もう…」
「イキたいのね…、いいわ。たくさん出してね…、中にいっぱいちょうだい…」
思いがけない雛子の要求に一瞬躊躇するが、潤んだ目でそうせがまれると拒否することは不可能だ。
「ンッ…ひぁ…、いいわ…、あたしも…。いっしょにいこ…?」
乱れた息を吐きながら雛子はそう言うと唇を重ねた。
「ぅ…ン、きてぇ…ぁひ…もう」
「せんせ…、先生先生っ!!」
雛子を呼ぶ。
それが湊にとっての最上の感情表現だった。
その絶叫は雛子には心地よい。
一層の蜜が溢れ出す。
−身体が溶けそうだ!
湊の手はいつの間にかがっしりと雛子の腰を掴んでいる。
雛子を見ると、いつもと同じ微笑みを称えていた。
「くっ…、せんせ…!!」
「っ…んふぅっ…!!」
雛子を深く貫いた。
ぐっちゅうっ!
「…あ!いくぅ…」
「あ…ぁ、んあぁっ!」
ブヒュッ!ビュッビュッ!
びくびくっ…!
「ぅ…く…、ふぅっ…」
初めて迎える女の中での絶頂は何事にも替え難かった。
二発も出した疲労感からか、湊はぐったりして動かない。
雛子はそんな湊を優しく抱いた。
「うふふっ」
ここは雛子の自宅である。彼女はビール片手にご機嫌だ。
「やっぱり若い子はいいわね。思ったとおりサイズも大きかったし…」
含み笑いがとまらない。
ビールを飲み干し、「かぁーッ!」と、行為のときとは違う感嘆の息を漏らす。
「テクニックはこれから身につけるとして…、でも受験生なのよね…。あんまり相手させたくないし」
うーん、と唸り、テーブルの上につまみと一緒に散乱している何枚かの写真を手に取る。
それは生徒たちが写っているクラス毎の集合写真だった。
「次はやっぱこの子よね…、一年の高槻君。一年の中じゃ一番だし」
写真を置いて、二本目のビールを手に取る。
ぷしゅっ!
ごくごくっと一気に喉に流し込む。
たんっ!とビールをテーブルに置くと、くふふと笑みを漏らす。
「夏までに落とすぞー!」
決意も新たに吠えるのだった…。