投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

Sorcery doll (ソーサリー・ドール)の最初へ Sorcery doll (ソーサリー・ドール) 246 Sorcery doll (ソーサリー・ドール) 248 Sorcery doll (ソーサリー・ドール)の最後へ

ザイフェルトの修行と厄祓い(後編)-11

「俺にメリッサを寝取られたからって、密告しやがって。メリッサに惚れてたくせに。ジャクリーヌ婦人に密告すれば、メリッサも俺と一緒に始末されるって考えなかったのか?」

マーサはメリッサに惚れていた。メリッサは、ロイドにマーサとの秘密の関係を握られて、秘密を隠すのを条件に、ロイドに体を許した。メリッサはロイドとの交わりにすっかりはまって、マーサとの関係を絶った。ロイドがそうするように命じたからだった。
メリッサにつきまとうマーサは、ロイドにとって目障りな存在だったからだ。
メリッサを使って、ジャクリーヌ婦人の邸宅の情報をロイドは集めていた。金品を盗み出して、邸宅から脱走しようとロイドは考えていたからである。
ジャクリーヌ婦人の肛門を命じられ犯すたびに、体調が悪くなることにもロイドはうんざりしていた。
ところがマーサはメリッサに裏切られたと思い込んだ。メリッサにロイドが手を出していると密告した。
ジャクリーヌ婦人からリヒター伯爵領に小貴族になりすまして潜入し、フリーデ婦人を強姦して脅迫するように命じられて、ようやく自分には女性を手なずける力があるとロイドは確信した。
リヒター伯爵領からベルツ伯爵領を通過するとき、村人の女性たちを襲って自分の力をいろいろ試してきた。

「なるほど、女好きの淫乱メイドなら、坊やに手を出すことはないからな」
「んぁああっ、ジャクリーヌ様ぁ、汚らわしい男に犯されて、お許し下さいっ、あひぃ、ああぁぁっ!」
「はははっ、そうか。マーサはジャクリーヌ婦人の仕込まれて下僕にされたわけだな。汚らわしいのはジャクリーヌ婦人の方だぞ。尻の穴好きだからな!」
「あああっ、私、あああっ、はあぁん」

ベッドの上で仰向けのマーサの身体は小刻みに震えた。ロイドの逸物が膣奥へ食い込むたびに、マーサはみじめなぐらいに甘い声を上げてよがり泣いた。
マーサの下腹の痙攣が止まらず、波打つ乳房やその先端の敏感な乳頭までジーンと痺れている。
ロイドはマーサの華奢な両肩を体重をかけ押さえこみ、悶えながらも快感に抗えずに泣きながらあえぐのを興奮しながらながめて腰を荒々しく動かし続けた。
細身の身体のわりにたっぷりとした乳輪の広めのマーサの乳房が、ロイドが逸物を突きまくるたびに艶かしく揺れる。
ジャクリーヌ婦人の趣味で、邸宅に仕えているメイドは見た目が清楚に見える女性を集めていた。
ロイドが膣奥に熱い精液をぶちまけるとマーサはだらしなく唇を緩ませていて、だらしなくよだれを端からこぼし、切れ長の目の瞳を虚ろにさまよわせていた。
怒りで険しい表情で凛とした美しさをたたえてロイドをにらみつけていたマーサは、牝の淫らな表情を浮かべていた。

ロイドは脱力して眠り込んだマーサを部屋に残して宿屋を出ると、酒場で安酒をちびちび飲んで店を出てきた4人の手下たちに声をかけた。
マーサを逃がさないように捕まえたご褒美で、ロイドから酒代をもらって飲んでいた4人だった。

「部屋でのびてる女はお前らの好きにしていいぞ」
「えっ、あのいい女、もうやっちまっていいんですか?」
「あの、他の仲間も呼んできてもいいですか?」
「それはかまわないが、油断して女を逃がすな。暴れられても顔とか殴ったりするなよ。あと、ひとり1発にしておけ。やりすぎて女を壊すなよ」
「わかりました。おい、俺らは宿屋に行って見張るから、他の奴も呼んでこい」
「ははっ、わかった!」
「あっ、転んだ。どれだけお前らは、女に飢えてるんだよ」

仲間を呼びに行った手下は、酔ったまま急に走ったのでつまずいて転んでいた。ロイドがあきれながら言うと、宿屋に向かう3人が、ロイドはこれからどこに行くのかをたずねた。

「ミーナのところだ。朝には部屋に帰るから、それまで見張るんだぞ。やって満足したからって、全員帰るのはナシで」
「うーん、なあ、ロイドさん帰ってくるまでに、全員に順番まわるかな?」
「お前は心配ないよ」
「そりゃ俺はイクの早いからな〜って、おいっ!」

手下たちはニヤニヤしながら、仲良く雑談しつつ宿屋へ向かって歩いていく。

(本当に気持ち悪いぐらい仲がいい連中だ。俺にはいまいち、ああいうところはわからねぇな)

ミーナもベッドでのびて、子爵ヨハンネスと寝ている頃だろうとロイドは思っていたが、ふたりは服も脱がずに深刻な顔をして、ベッドに並んで腰を下ろしたまま話し込んでいた。

「ヨハンネス、メイドのマーサからいろいろ聞き出したぜ。淫乱未亡人の相手をさせられてるんだってな。俺には嫌な気持ちが痛いぐらいわかる」

ロイドもヨハンネスの隣に腰を下ろすとヨハンネスの肩に手をまわして、ぐいっと顔を近づけて話しかけた。

(あれっ、なんだ、こいつ?)

ロイドは違和感を感じた。顔を真っ赤にして、ヨハンネスはうつむいてしまい、目も合わせようとしない。とりあえず、ヨハンネスの肩を抱くのを止めた。

「ロイド、ヨハンネスから話を聞いたらジャクリーヌ婦人、すごく気持ち悪いんだけど!」
「ミーナ、だから俺は言っただろう。気持ち悪い淫乱未亡人なんだって」

憂鬱だったがミーナが仕事だと気持ちを切り替えて、作り笑顔でヨハンネスの手を握ると、震えていた。

「ん〜、どうしたの?」

ミーナが青ざめているヨハンネスに話しかけてみた。ミーナよりも歳下なのはわかるが、娼婦と戯れるのが童貞で初めてなので、緊張しているのかと思った。

「あ、あの、僕と淫らなことをしたってつき添いのメイドには、嘘をついてもらえませんか?」
「え、どういうこと?」

ミーナのことが好みの女性ではなく、身体にさわらないでほしいと言い出したのかとミーナは思って、少しイライラしてしまった。しかし、酒場の女店主の顔を立てなければならないのを思い出した。
目の前で青ざめている客の言い訳ぐらいは、とりあえず聞いてみることにした。


Sorcery doll (ソーサリー・ドール)の最初へ Sorcery doll (ソーサリー・ドール) 246 Sorcery doll (ソーサリー・ドール) 248 Sorcery doll (ソーサリー・ドール)の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前