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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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婚姻儀式祝福魔法とパンケーキ-8

「そうね。でも、マキシミリアンみたいに料理ができて、食器洗いが上手な夫がいるとは限らないと思うけど」
「僕は今、セレスティーヌにほめられてるのかな?」

マキシミリアンがセレスティーヌに、何を言いたいのかわかった。異変の影響を受けて、普段のなにげない生活が失われてしまった人たちがいる。マキシミリアンはそれを思い浮かべて悲しんでいる。

「あっ……うぅん……んっ……んあぁっ」

セレスティーヌの艶かしい反応を見ながら、エルフ族の美乳の先端、敏感な乳首を、マキシミリアンは口にふくみ舐め転がしている。鮮やかに色づいている乳首は、乳房のふくらみの頂点でしっかり上向きに息づいている。
マキシミリアンは乳首から唇を離すと、セレスティーヌの魅惑的な女体を見つめた。弛みのない腹部から腰にかけての曲線は息を呑むほど美しい。そして、太腿は肉感的で瑞々しく張り詰めている。
マキシミリアンが自分の身体を興奮して見つめているのを感じて、視線で身体をさわられているような感じすらして、セレスティーヌは、マキシミリアンに目を閉じてしがみついた。
マキシミリアンは、久しぶりにセレスティーヌの裸を見て他の魔物娘たちやリーナと見比べているのかもしれないが、興奮しながらじっくり見つめられると、セレスティーヌは恥ずかしくなる。

「セレスティーヌ、そんなに恥ずかしがらなくても……すごく綺麗だよ」
「もう、マキシミリアン、そんなことないでしょう、若い娘たちに比べたら、私の裸なんて……あんっ、そんなに激しく胸を揉まれたら、んあっ……あぁん!」

エルフ族の体つきは、同じ年齢の人間族の女性よりもかなり若々しい。それにセレスティーヌの身体は、若い頃より愛撫に敏感に反応する成熟した艶かしさも漂わせている。セレスティーヌは、自分の牝の色気に気づいていない。
マキシミリアンは、恥ずかしがりうつ伏せになったセレスティーヌの美しい背中を撫で、手ざわりとぴくっと愛撫に反応して小さく震えるのを見つめている。
背骨にそって指先で撫で上げたあと、セレスティーヌの腰をぐいっとつかんで上げさせると、濡れているのを確かめるようにセレスティーヌの股間のわれめに指先をすべらせた。ぬちゅりと湿り気のある音がセレスティーヌにも聞こえた。

「セレスティーヌ、ひとりで寝室にこもって自分でここをいじったりした?」
「はぅん、あぁ、指を中で動かしながらそんなこと聞かないで……んんっ!」
「僕はセレスティーヌを抱きたくて、自分で慰めた日があったよ」

そう言って、マキシミリアンは指を挿入したまま動かさずに止めた。思わずセレスティーヌが腰をくねらせていた。

「セレスティーヌが自分でどうやって慰めていたのか、僕に見せてくれる?」
「ダメ、恥ずかしい」
「じゃあ、今夜はここまでにしようか」

マキシミリアンの愛蜜に濡れた指が中から抜き出される。マキシミリアンは、丸く張りのあるセレスティーヌの美尻を揉んで返事を待っていた。
セレスティーヌがゆっくりと仰向けになった。目を閉じていても、マキシミリアンのじっと見つめている視線を感じる。

「こ、こんな恥ずかしいこと他の娘たちにもさせてるの?」
「セレスティーヌにしか頼めないよ。それに他の娘が自分で慰めてるのを見たいんじゃななくて、僕はセレスティーヌがしてるのを見たいんだ」

マキシミリアンが、エルフ妻のセレスティーヌに自慰をおねだりしている頃、リーフェンシュタールとヘレーネは、ペオル村に招待されて初夜を迎えていた。
4組の新郎新婦のうち、トレスタの街の伯爵邸でサムリとロッタが初夜を迎え、リーフェンシュタールたちはペオル村に招待され初夜を迎えることで、儀式の完了となる。

「私は貴方が心は女の子なのも、こうして抱きついて目を閉じていると、貴方のローザだった頃の姿がちゃんと視える。貴方は伯爵様やカルヴィーノとはちがう力を持っている。でも、そのせいで前世で蛇神の神官に目をつけられて、贄にされた。だから、力を自分で封じ込めている。こわがらなくても大丈夫、これからは私が、貴方の妻としてそばにいてあげる。本当の自分を、私には隠す必要はないの」

ヘレーネが抱擁を腕をほどいて離すと、リーフェンシュタールが後ずさりながらヘレーネを怯えて見つめていた。

「カルヴィーノは、なぜ貴方が贄に選ばれたかなんて考えたりしない。それに、前世の自分と今の自分はちがう人間だと思っている。リーフェンシュータール、私は貴方のローザだった頃の秘密を知っている。まだ王都トルネリカと呼ばれる前、蛇神の都と呼ばれていた頃、貴方は神官たちに寵愛を受けていた。そして、呪いをかけられていた」

ローザは呪いをかけられていた。蛇神の女神官は生き血を啜り、ローザの首筋から唇を離す。
リーフェンシュタールは、前世の記憶が生々しくよみがえり、右手の手のひらで自分の首筋のあたりを押さえていた。
咬まれた傷はなかった。
咬み傷のあたりは痛みはなく、じわりと熱くなっている感覚があった。
そして、股間のものが勃起していた。
リーフェンシュタールは、両膝を床についていた。胸の奥から、ざわざわとした不安が全身の肌を粟立たせる。

「貴方が封じてきた記憶がこれから解放されるけれど、すべてはもう過ぎさったことよ。リーフェンシュタール、ローザの恐怖の記憶から解放されない限り、リヒター伯爵やエマ、それにペオル村で暮らす人たちのようなリヒター伯爵領の村人たちまで、ストラウク伯爵領の浄化の効果を半分も受けられない。だからエマが星に祈るだけで、呪詛が効果を発揮した。護りを妨げているのは、貴方の恐怖心だったのよ」

ヘレーネがリーフェンシュタールを背後から抱擁して囁きかけていく。

「大丈夫。私は貴方のすべてを受け入れてあげる」

リーフェンシュタールが首筋から手を離し、背後から抱きついているヘレーネの腕の上にそっと手を重ねた。


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