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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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ターレン王国の退廃-3


2000人の兵力で王都トルネリカを占拠して、ランベール王を殺害後、ガルドが国王となる計画の半数の兵力を、蛇神の異変により失った。

聖騎士ミレイユは、1000人の兵士と蛇神のしもべに心を支配された村人たちが手遅れで戻れないとわかると、魔剣ノクティスで躊躇せずに殺害した。

「……いない、だと?」

辺境にターレン王国へ戻れと知らせに行った手下は、村人たちも含めていなくなった村の様子を報告した。
報告した手下は、すぐにソフィアの部屋から出ていって、仲間たちと酒を飲むために酒場に戻った。

肉欲の限り、村の女性たちを凌辱する兵士たち。蛇神のしもべに憑依されて支配が進んだ女性たちは、兵士たちと疲れ果てるまで交わり続けた。
眠り込んだ女性たちは、森の中に開いた異界の門から、淫獄へ引きずり込まれてしまった。
それらが終わって、兵士たちかわ立ち去ったあと、残された乳児も餓えて衰弱して死んだ。
静寂の廃村となった先発隊の拠点には、食糧が残されていたので、それらは回収せずにガルドは残した。

雑兵950人と手下の隊長50人、それと、ガルドの愛人となったソフィアという兵力で王都トルネリカを陥落させて、宮廷官僚を処刑する。
その後、地方領主たちが兵士を集めて攻めてきたら、兵数で押されて撤退しなければならない可能性が1000人だと考えられる。
その時、辺境に残した兵糧は役立つとガルドは考えた。ターレン王となれば、敵対する相手は奴隷商人シャンリーだと、ガルドは想定している。
ランベール王と一緒に奴隷商人シャンリーが始末できれば、なんとでもなる。宮廷の貴族たちと、地方領主たちは、反目しあっている。ソフィアとの約束もあるので、宮廷の貴族たちは処刑する。地方領主は生かしておき、農作物を王都へ上納させなければならない。
奴隷商人シャンリーだけは、今までの行動を考えてみれば、生かしておけば、ガルドに性悪な裏工作を仕掛けてくるのはわかりきっている。

「ガルド、どうしますか?」

ソフィアは、辺境の調査をするか、王都へ進軍するか、というつもりでガルドに質問した。
ガルドは奴隷商人シャンリーをどうするのか、と聞かれた気がして、ソフィアの顔をまじまじと見つめた。

「う〜ん、どうすりゃいいんだ」

ガルドがベッドで仰向けに寝そべった。
ガルドとソフィアは裸である。
ソフィアはガルドに手首をつかまれ、ガルドの体の上に引き寄せられた。
ガルドがソフィアに唇を重ねる。ガルドの股間のものは逞しく勃起していた。

ソフィアは、ガルドの肉棒の先端から半分ぐらいまでのところまでしか咥えられない。それよりも深く咥えてしまうと、喉の奥に当たって、嘔吐してしまう。
それでも、頭を揺らして、ソフィアはガルドに気持ち良くなってもらおうと逞しく勃起した肉棒を咥えている。

「んむ……ふっ……んくっ……じゅぷ、ん……んんっ……じゅぷっ……」

唾液を口にふくみ、舌を絡めながら、目を閉じてしゃぶっている。娼婦たちと比べると、まだまだぎこちない感じの咥えかたではあるが、ガルドのやり方を教えられて、ソフィアはねっとりと舌を絡みつかせた。

毎日訓練をすると兵士たちが疲れきってしまうので、今は3日訓練したら、1日休みにしている。5日間連続で訓練できるところまでは兵士たちを鍛えたい。
兵士たちの訓練が休みの日には、ガルドはソフィアの部屋で昼間から、ソフィアの特訓をしている。

娼婦以外は女性から積極的に愛撫はせずに、男性に身をまかせているのがたしなみとされている。男性も、ガルドがするように舌を入れた濃厚なキスをしない。ガルドの女性を愛撫するやり方は、オークの交わりかたである。
ソフィアはガルドに股間の敏感な小粒のところを舐め転がされた時に、されたことのない愛撫のやり方に、かなり恥ずかしがっていた。
貴族の場合は、自分のものに油のようなものを塗り挿入する。
愛撫はキス、女性の胸を揉む、乳首をさわる、抱き合う、そして挿入するというもので、ガルドのようには、あまり時間をかけない。オークはルーシーに挿入しても、濡れていないと痛がるので、たっぷり愛撫する。
オーク族は古代エルフ族や人間族とも交わってきた種族だった。メスのオークよりも体の小さな種族の女性たちと交わる時にはどうすればいいか、オーク族のオスは知っていた。

ソフィアはガルドの猛った太く大きな肉欲の証を挿入されて、穴の中を擦られ、奥まで突かれて、モルガン男爵に犯されていた時とはまったくちがう快感に、身悶え、溺れた。
ガルドは見た目は巨漢の人間族だが、オーク族と同様に精力旺盛である。オーク族は、満月の夜に欲情し、あとはおとなしいが、ガルドの場合は満月の夜だけではなかった。

たっぷりと子宮に白濁の熱い粘液をぶちまけられ、股間からとろとろと垂れ流しながら、ソフィアは陶酔してしどけない姿をベッドの上にさらしている。
兵士たちに訓練している時の凛々しさはそこにはない。
ソフィアの淫らで艶かしい美しさにガルドは見とれながら、ソフィアのしっとりと汗ばんだ体を撫でた。

ガルドは娼婦のやり方を奴隷商人シャンリーと交わって知った。それは村娘たちとはまるでちがう、淫らで狡猾なやり方であった。それを少しずつ、ソフィアにガルドは教え込んでいる。

ソフィアはガルドと関係を持ってから、さらに剣の腕前が上がった。それまでのソフィアなら受け流すか、避けてしまって、勝機に気づけなかった。捨て身で激しく戦うこともできるようになった。
ここぞという一瞬には覚悟を決めることを、ガルドとの交わりからソフィアは感じ取ったらしい。

宿場街の住人たちは、本人は偽名のブルーノと呼ばせ、服装も兵士たちと同じものを着て変装しているつもりでも、ソフィアや手下たちのガルドに対する態度を見ていて、しばらくすると、兵士ブルーノの正体が、騎士ガルドだと気づいてしまった。


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