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ある熟女の日々
【熟女/人妻 官能小説】

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母より年上 子より年下-1

 「へえ…。葵(あおい)さんってウチの母よりもお姉さんなんですね。もっと若いって思ってました」。「ごめんね、おばちゃんで…って言ったらお母さんに失礼かしら」。「いや、そんなことないです。だって、お袋なんかいい加減おばちゃんですから…って、あ、ごめんなさい」。「ふふ。タクミくんはいくつなの?」。「21です。まだ学生で…」。「21なんだ…。メールのプロフは正直に書いてあったのね」。「はい。後から『実は…』って言うよりは会う前にわかってもらっておいた方がいいと思って」。「まじめなのね。わたしみたいに『年齢不詳』なんて書いてある人と逢うって心配じゃなかった?」。「いえ。葵さんとメールしていて、すごく落ち着きがあっていい人なんだろうな、って想像していたので。想像していたとおりの女(ひと)でホントよかったです」。「こんな感じでいつもデートしてるの?」。「すみません、慣れてなくて…」。男の様子についクスっと笑ってしまうわたし。

 「葵」というのはもちろん本名ではなく、このサイトで出会いを探すときのネーム。「熟女希望」という「タクミ」くんと何回かメールのやり取りをした後、今日は初めてのベッドイン。一戦を交えたあとのしばしのピロートーク。

 「慣れてないって、何人目なの?」。「え? 何人目…だろう。えっと、3人目…かな。葵さんは?」。「そうね。わたしも3人目くらいかな」。「えっ、そうなですか?」。(真顔で問い返す男。確かに「慣れてない」感じだけど妙に愛おしい…)「さっきはすみません。なんかすぐに逝ってしまって。葵さん、気持ちよかったですか?」。(あれだけの短時間ではちょっと…。でも、あの人とするよりも断然よかったけど…)「…今日は、夕方まで時間あるんでしょ? いいのよ、まずはマイペースで気持ちよくなれば。わたしも気持ちよかったわよ」。「そ、そうですか。でも、あの、葵さん、逝ってない…ですよね?」。「それはそうだけど、いいのよ。タイミングはそれぞれなんだから。わたしすごく気持ちよかったわよ」。「うれしいです。そう言ってもらえると」。

 「気持ちいい」を連発する自分に心の中で苦笑しながら、男と唇を重ねる。舌の動きは全くぎこちないが、新鮮な感じがして満足だ。勃起を恥ずかしがっているのか、腰を引いて横たわっていて、先端が太ももに触れたり触れなかったりしている。男の勃起をお互いの下腹で挟むように腰を密着させると、男は恥ずかしそうな顔をして表情を見られないようにするかのように抱き着いてくる。何となく母性本能をくすぐられたような心持になって、積極的にリードしてあげようと思い始める。「すごく素敵よ。タクミくんのおちんちん」。「あ、ありがとうございます…。あ、葵さんの…その…その…」。「イマイチだった? わたしの『おまんこ』」。「ああっ…、そんな淫語、ヤバい…。あ、葵さん、すごく気持ちいいです。だって、ボク、挿れてすぐに、ちょっと動こうとしただけでもう…」。「一回射精(だ)したら楽になった?」。「はい。今度は、たぶん大丈夫…」。「大丈夫」という言葉にまたもクスッと笑ってしまう。「大丈夫じゃないことなんかなかったわよ? わたしも今度はしっかり気持ちよくなるつもりなんだから」。余計なことを言ってしまったと思いながら、身体の向きを変えてシーツに潜り込む。ビクビクと震えている男の肉棒に顔を近付ければ、着けていたコンドームのゴムの匂いがする。

 (ゴム無しで出させてあげたいけど)などと恩着せがましいことを想いながら、本心は若い男のザーメンをたっぷり味わいたくもある。今日は、もろに危険日ではなかったけど安全日というわけでもない日。「コンドーム着けてくれる?」と言ったら、男は素直に着けていた。射精感を自在にコントロールできないことを自覚しているのだろう。(素直に着けてくれたご褒美に…と)フェラチオを始める。男は、顔を近付けて肉棒を観察していると思っていた女が口淫を始めたから、シックスナインへの誘導と思ったらしく、慌てて股間に顔を埋めてくる。がむしゃらに顔を押し付け舌で必死に肉ビラを嘗め回しているが、むずむずとくすぐったいだけだ。「タクミくんのおちんちん、お口でシたいからゆっくり横になってて。出したくなったら出していいから…」。「はい…」。

 シーツの中から聞こえてくる母親より年上の女の声に、男はおとなしく身を任せることにしたようで、横向きから仰向けになり、投げ出された脚の間に身体を移した女の口淫を受けて悶えている。メールでやり取りしていた感じでは、性技に関する知識も豊富な感じだったが、自分で腰を使ってきたりすることもなくおとなしくしている。むしろ、そのような余裕も一切ないまま、快感に身をこわばらせて必死に射精をこらえているようだ。そんな風情に、跨ってナマで繋がりたい感覚に捉われたが、万一のことがあっても後味が悪いから、と刺激を強めて射精を促すことにする。唇を窄めて小刻みに顔を振ってみると「はぁんっ…!」とオスとは思えぬかわいい声を出して、脚をピンと伸ばしたままタクミくんは2度目の射精を果たした。

 口の中に噴き出された精液は3回目の射精とは思えないほどで、これが二十歳過ぎの男…と様々な思い出が去来する。「す、すみません…」。「いいのよ。出したくなったら出していい、って言ってたじゃない」。「すごく気持ちよくて。あ、葵さんは、逝ってないですよね?」。女を逝かせることが義務だとでも思っているような受け答えに男がさらに愛おしくなってくる。「タクミくん、優しいのね(爪の垢でも煎じてあの人に飲ませたいわ)」。「こ、今度こそ頑張りますっ」。コンドームを肉棒に装着した「タクミくん」が覆いかぶさってくる。肉棒を膣に押し込もうとしているが見当違いなところをさまよっている先端を誘導してやる。入口に導かれた肉棒は一気に根元まで埋まった。


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