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友達の母親は未亡人
【熟女/人妻 官能小説】

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(最終話)未亡人との歪な関係H-1





「ふぅ……」

汗だくの体や、髪の毛までも洗った後、佳織は湯船へと浸かる。


(お腹…、すごいな……悠斗くんや、冴子さんだけじゃなくて、一昨日は武島くんにも責められっ放しだったから……)


そっと腹をさすり、佳織は苦笑する。
そうしていると、カタカタと折りたたみ式の扉の向こうで音がしている。
洗面所の辺りに人が立っているようだった。

しばらくすると、ゆっくりと折りたたみ式の扉が開く。

「えっ」

そこに立っているのは裸の冴子だった。

「門井くん寝ちゃったし。歯磨きしに来たんですけど、汗やばいからついでに入っちゃおうと思って」

「ん、どうぞ……」

「シャンプー借りますね」

旅行もして、昨日だって今日だって、何度も交わっているはずなのに、佳織は思わずその裸体から目を逸らした。
にもかかわらず、シャワーの前にある椅子に座る冴子の体にすぐに視線を向ける。
丁寧に髪の毛を濡らし、シャンプーをする姿さえ美しい。
トリートメントを塗り、それを落とした後に顔を上げた冴子が、鏡越しに佳織と目が合ったのに気づく。

「やーだ、どうしたんですか?」

ボディソープを体に塗りたくりながら、佳織の方を振り向き、冴子はクスクスと笑う。

「あ、いや……ごめんなさい、つい……。うちで、女の人とお風呂一緒に入るなんて、ないから……」

咄嗟に佳織は嘘をつく。
美しい体に見とれていたのだとは言えなかった。
先程、何度もしたばかりなのに。

「ふふ、そうですよね。今日は非日常なことばっかり。あたしと、三人でしたいって思ってくれるなんて嬉しかったですよ」

冴子は体の泡をシャワーで流しながら言う。
泡を落としきると、冴子は佳織と対面になる形で湯船へゆっくりと浸かった。

「おうちのお風呂だと距離近くって、何だかやらしいですね」

「え、もう……また、そんなこと言って」

そんなことを言う佳織に冴子はにじり寄ると、佳織の脚の隙間に体を潜り込ませる。

「すぐ近づけちゃう」

そんなことを言いつつも、冴子は佳織の体をたくさん傷つけてしまったことを改めて思い出す。
痛々しく内出血した痣が、いくつも胸元にできていた。それを冴子は指でなぞると、きゅっと唇を結んだ。
冴子の不安そうな顔を見て、佳織が口を開く。

「別のかたとなさるとき、痣がたくさんできるくらい責められて気持ちいいんでしょう?あたしだってそういう気持ち。嫌じゃなかったんだから」

「佳織さんは優しいから」

冴子は子供が母親に抱きつくように自らの体を寄せる。
今の気持ちは、まるで思春期の時に母親に辛く当たった罪悪感のようなものと似ていた。
自分から溢れ出る感情をどうしようもできずに、理性では抑えきれずにぶつけてしまう。
大人になった自分にこんな酷い感情があったのかと冴子は思った。


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