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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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権利-8


新庄由芽と奥村かずさの拉致現場を特定するに足る情報を、風花は得ていた。
鈴木達が危惧した通り、若い女性の記者にだから〈話した〉のである。


『今のは奥村かずさに目潰しパッシングした時の目撃情報ですねえ。コレを持ち帰られてたら、拉致現場はバッチリ特定されてましたねえ』

『次の音声は由芽の時のだね。いやあ、まさか暗がりの原っぱを見てる暇人がいたとは、危ない危ないぃ』


この音声を風花が無事に持ち帰っていたなら、これで捜査は進展するはず。
しかし、それはこの男共やDVDを購入している者達からすれば、あまりに危険な情報である。


『いまお客様が考えているコトを当ててみましょうか?……『このメスは許せねえ』……クククッ……どうです。図星でしょう?』

『でもご安心ください。もう風花ちゃんは一歩もここから出られませんから。《我々》のチンポの餌食にしてやりますよお』

「ッ……………!!!」


……風花は後悔していた。
チェーンブロックから放たれた時、そのまま逃げ出せば良かった…と。

記者の仕事は情報を持ち帰る事が大命題である。
それを横に寄せて彩花の救出を優先し、その挙げ句がコレである。

あの二人から得た情報を持ったまま逃げのびられたなら、次の犯罪は無かったはずだ。
彩花を最後としてこの男共の拉致・監禁・凌辱の事件は終わり、次のターゲットとして狙われている浅井唯は助かったはずなのだ……。


『そういえば面白い動画を見つけまして……古芝風花ちゃんの持論展開ってヤツですが……』


これ見よがしにスマホの画面を風花に向けた後、動画を再生させてカメラへと向けた。
そこには報道番組に出演した時の風花が映っていた。


{街に設置されたカメラの防犯効果というのは、無視出来ないくらいのものがあります。
「何処からか撮られている」という心理は犯罪を抑止します。ですから、死角が生まれないよう設置する必要があります}


一連の事件は、防犯カメラが無かった場所か、死角を突いてのものばかりだった。
そこからの持論を訴えたものだが、それはあくまでも《防犯》の為のもの……。


「な、なに…ッ!?ちょッ…?イヤッ!?そんなッッッ!?」


風花の周りにはスタンド付きのカメラが次々と置かれていった。
高い位置から顔のみを捉えるものや、ベッドの下部から股間を見上げるものなど、何台ものカメラが風花を捉えんと置かれていく。
自在に動き回れるカメラマンは三人。
そして大量の定点カメラが風花の全身をあらゆる角度から凝視している。


『死角を作るな…かあ?クククッ!素晴らしい持論だよ、風花ちゃん』

「ヤメてえッ!す、スイッチ入れな…ッッ……イヤだあぁあッッッ!!!」


設置された全てのカメラが撮影開始を告げるように、ピカピカと点滅を始めた。
この格好だけでも耐えきれぬほどの恥辱であるのに、その全てを《撮られる》とは酷過ぎる羞恥である。


「ヤメッッ…イヤあッ!!こ、こんなッ!!ヤメてよおッ!?」


風花の目の前にはとんでもなく開かされた股間がある。
その直ぐ側に、鈴木の顔が迫っている。
背けたからと事態の好転にはならぬ顔面は、伸びきった二の腕に挟まれて真っ直ぐに前を向いているしかなく、つまり、瞼を開けた瞬間から自身への凌辱の光景が広がっているという状況になっていた。

タートルネックシャツがジワジワと捲り上げられていく。
叫ぶたびに硬直する腹部が露わとなり、微かに浮き出た肋骨の印影まで現れてきた。
そして白いフリルの着いた黄色いブラジャーまで曝け出され、それに支えられる柔らかな二つの美山の揺れを捉えられた。


「イヤあぁぁあぁああッッッ!!!」


鈴木は眼前にある丸々とした尻を指先で撫でた。
その刹那、風花は尻をグンッ!と持ち上げて指先から逃れ、その代わりに全開の股間をカメラに向かって突き上げた。



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