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チャーム(charm)
【ファンタジー 官能小説】

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チャーム-7

急に下卑た響きになりました。メイド服の胸元を下に引っ張り、乳房を出されてしまいます。
≪なに、この人おかしい。 回避≫

―――マネージャーは変な目つきをして。「ここに正座しろ」床に座らせます。
後ろに回ると、「私のものになれば多少は目こぼしもしてやるんだ」胸をまさぐられます。
逃げたいのにうまく動けません。
あたしはそのまま押し倒され、フリルでいっぱいのスカートが顔にかぶさってきます。足が空中をおよぎ、無防備な下半身をマネージャーにさらしてしまいました。
「店のパンティーじゃないな」ショーツを横にずらされ、そのまま犯されてしまいました。
「おとなしくするんだぞ。そうすれば少々のことならもみ消してやる」
二の腕を後ろにねじってつかまれると。腰を動かします。反動で私まで動かされて乳房が揺れます。
「アンッ、アンッ」と声が漏れ。マネージャーを喜ばせてしまいます。
「あたしのことを秘密にしといてくれるの」あえぎながら涙声で言います。
「そうだな、その代わり、あがりの6割をよこせ」
「それまで取ろうというの」
「いやならクビだ。そうしたら、このあたりじゃ働けなくなるぞ。あとできるのは路地裏の娼婦ぐらいだ。いいのか」 乳首をつねります。「そこらを牛耳ってる人たちは、私よりもっと持っていくぞ」
「わかった」 今とどれだけ違うのかは分かりませんでしたが、そういうしかありませんでした。
マネージャーは腰を大きく突き動かします。―――

でも、お金も体もこんなやつにやるつもりはありませんでした。
あたしだと思って、大きなクッションにしがみつくマネージャーを横目で見ました。本人はあたしを抱いて言うことを聞かせているつもりになっています。
これが惑わしというやつです。魔術のひとつです。こんなヒルのようなやつにはこれで十分です。
たしかに、トイレでの最初の鳥男とのことは、不意を襲われた事件でした。
でもその後、一緒にトイレに入った客は皆、このマネージャーと一緒です。
自分ひとりの想像の中で、自慰をしていただけなのです。そして、横につきそってあげていたあたしにチップをくれたのです。
だから売春なんかではありません。 
≪魔女があんたたちに夢を与えてあげたの。芸人が笑いを与えるように、あたしはエッチな夢を与えてお金をもらう≫ 間違ってはいないと思いました。
適当にマネージャーを眠らせて部屋を出ます。
≪これは、この人の意思じゃない。誰かに操られているんだ≫
慎重に見極める必要がありました。
それはそれとして、あたしはフロアに行くときには胸元をもっと下げて胸をみせ、スカートも、もっと短くしました。少しでも前かがみになると、おしりが出てしまいます。
そして金を持っていそうな客のそばにいるようにします。
こっちから惑わせて連れて行くのは、倫理的に違反だと思いました。
あたしをおとしいれた先輩メイドたちは、悔しいけど、結果的には都合が良かったともいえます。あたしの邪魔さえしなければ無視をします。それでよしとしました。
マネージャーは知らん顔で仕事をしていますが、それでも何人の客を引くのか鋭い目で見ているのがわかります。
その日の帰りには呼び止められて、持っている金を全部出させると、ほとんどを抜き取りました。正当なチップでも関係ありません。
「取りすぎだよ」
「通貨は切り上げだ。金が欲しけりゃもっと客を取るんだな、ほら、お駄賃だ」おしりにさわって、返そうとはしませんでした。「クリスマスのイブは終わったが、せいぜい楽しめ」
金をポケットに入れようとする瞬間、マネージャーは立ちくらみを覚えたことでしょう。
ブラックアウトした瞬間に、あたしは自分のものを返してもらいました。
あたしも切り上げて、マネージャーの持っている全てをとりあげようかとも思いましたが、他の人からも巻き上げているのかもしれません、そんなものまでほしくはありませんでした。
そうまでして店でやったのは、ひとつはトイレなら早く終わるということです。そしてもうひとつは、店なら叫べば誰かがいるという安心感でした。
今日の昼間にも、あの鳥男が客として来ました。


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