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チャーム(charm)
【ファンタジー 官能小説】

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チャーム-12

「馬鹿にしてるの?」
「鶏肉、百グラムなんてどう」
「そんな物はいらない。家をくれ」
「そんな大きいの無理」
「馬鹿だな、僕はもともと、もっとちっちゃいんだ」 最初思ったのとは違うのかもしれません。こいつの体つきが違って見えて来ます。今は人間の体つきではありません。
「分かった。イヌ小屋か、鳥小屋ならなんとかなる」
「ほんとうにバカだな、おまえの体の中だよ」鳥男はあたしの股を開かせます。そして自分の物を出すと、ショーツを横にずらして、差し込んできました。
「これが目的だったの」押し返して離れようとします。
「お前が招き入れた。鳥小屋より小さいここで十分だ」すごい力で、そのまま下腹部からお腹の中へ入ってきます。
どこまでも入ってきて、体全部が吸い込まれてしまいました。
「ちょっと出て。どこに入ってるの」
「おまえの宮殿の中だよ。暗くて暖かくて。気持ちがいい」お腹の中から声が聞こえます。
「出てこい」 慌てます。「まだ契約は完了してないよ」
「他に何がある」
「いつまでそんなところにいる気」
「居たい間ずっと」
「それを決めるのはあたし。でもそんな所にいて、あたしに害はないの」
「僕にはほとんど実体があるわけじゃない。でも変な虫は食ってやれるぞ」
「虫って何?」
「細菌でも、この白いベタベタでも」 
「あ。 それお願い、それ食べちゃって」
膣の中でやつかのたくり回るのがわかります。壁に吸い付き、気持ちのいいところを刺激します。
「どうしてそんなところに入っていたいの? 帰るとこないの」冷静に言おうとするのに声が上ずってしまいます。
股から細長い首が伸びてきます。「帰ったのさ」 小さな顔は傷ついたように見えます。 
やっぱりなんだかよくわかりません。「とにかくもっと吸ってちょうだい」
嘘をついているような気はしませんでした。
「じゃあ、あたしがいいと言う間だけいさせてあげる。そのかわり、あたしの言うことを聞きなさい」 ≪クロを連れて来たら、すぐに追いだしてやる≫
「分かった、それで。契約完了だな」
≪それとも、もっと丹念に掃除してもらってからにするか≫ こんな変なのにイかされるとは思いませんでした。軽く腰をゆすらせます
「そうね。ではクロにこの場所を教えて、助けてと伝えてちょうだい」
「わかった。だけど、僕はしばらくこの新居で休憩するよ。その男を眠らせるのに疲れちゃった。君だってそのほうがいいだろう」気持ちのいいところを刺激されました。
≪こいつ女の扱いを知ってる≫ へたをするとこいつの奴隷になってしまいます。「すぐに連れて来ないと放り出すよ。二分で行っといで」
「厳しい大家だな」
「さあ、さっさと行きなさい」
一瞬影がはっきりと見えました。それは小さな、白鳥の羽と蛇の体をした姿でした。
≪あんな魔、見たことも聞いたこともない≫ 魔にしては奇妙な恰好でした。
そこでボーイのことを思い出しました。 もし気が付かれたら困るので。今の間に縛っておきます。
膝までずらしたパンツ履かせると、男を裏返しに転がして手錠をかけます。
電気の延長コードで両足を縛ると、残った端を手錠にまで引っ張ってひとつにくくると、エビぞりにさせておきました。
エッチな動画は他人のお尻に焼きゴテを当てるためにあるのではありません。こんな時のためにあるのです。
ナオの隠していた緊縛物をこっそり見ておいたのが役に立ちました。
見回して足を止めている錠の鍵を探します。体を探って、ポケットを見ますが、ありませんでした。
服を脱がせて一枚ずつ調べていきました。
≪ちがう、 ‥あった≫ 違いました、手錠の鍵でした。遠くへ放ります。
手の届く範囲にはこのボーイしかいません。もう一度丹念に調べなおします。
ポケット以外にも手を入れて探ってみました。
パンツの中まで探ります。 股間に、あたしを襲った小っちゃなやつがありました。
ドアが壊れそうな勢いで開きます。


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