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友達の母親は未亡人
【熟女/人妻 官能小説】

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未亡人との歪な関係F-1





激しく悠斗を求める姿を冴子に見られたその日ーー

岳が家にいないことを何の気ない会話の中で、悠斗は母親に既に伝えていたらしい。
佳織との関係を怪しまれるのを避けて、悠斗は自宅へと戻って行った。
冴子はというと、佳織の家に泊まることになった。

「お布団、敷かなくて平気?」

バスルームを借りて、体だけシャワーを浴びた冴子が寝室に来たので、佳織はそう尋ねる。

「佳織さんと一緒のベッドでかまわないですよ。シャワーもありがとうございます」

酒を飲んでいるから無理してシャワーを浴びなくていいと冴子には伝えたのだが、冴子は佳織と一緒のベッドに入ることに気を使って、シャワーを浴びてきたのだった。
ゆったりとした丸襟のTシャツに、ジップアップのグレーのパーカーと、グレーのスエットを佳織は寝巻きとして貸した。
途中までジッパーを上げてはいるものの、大きく開かれた丸襟からふわふわの胸元が覗く。

(ーー岳いたら、きっとやばかっただろうなあ……)

メイクを落としても、これほど目鼻立ちがはっきりしていて、スタイルが良くて。
いくら年上だとしても鼻の下を伸ばしてしまいそうな状況になるのは間違いないだろう。

冴子を先にベッドに横たわらせて、佳織はサイドチェストの上にあるリモコンで、電気を消し、布団の中に入る。

「ここに電気スタンドと、部屋の電気のリモコンあるから。トイレとか行きたかったら、明かりつけていいからね」

「ありがとうございます」

佳織は冴子に背を向けて、目を閉じる。
セックスを二晩連続で行なっているせいで、さすがにクタクタだった。
うとうとしていると、そっと後ろから抱きしめられる。
かすかに残る、柑橘系の香水の香りがふわりと香った。
うとうとしているせいもあって、佳織は特に気にせず、後ろから回された冴子の左手に自身の右手を重ねた。

「佳織さんの体、気持ちいい。柔らかい」

「お布団の中で女性に抱きしめられるってなかなかないから、何か不思議か感じ」

そう言いながら冴子の左手を軽く握った。

「ですよね。あたしも」

冴子の腕に力が込められる。
疲れていたのか、そのまま二人ともすぐに眠ってしまった。









「ん……」

いつも暖房を付けずに眠るため、ひんやりとした空気を頬に感じて、夜中起きると肌寒い。
だが、今日は布団の中がいつもより温かかった。


(…あ。冴子さんがいるのか)


後ろから抱きしめられて、そのままの体勢だったらしい。
腕は腹に回されたままで、すーすー、と冴子の寝息が聞こえてくる。

冴子を起こさないようにゆっくりと腕を引き剥がし、用を足すためベッドからおりた。
ぶるっと身震いしつつ、そっとドアを開けてトイレへ向かう。
用を足し、酒のせいで水分のなくなってしまった口の中をマウスウォッシュで軽くゆすいで寝室へ戻ると、冴子の顔がベッドの中でスマートフォンのブルーライトに照らされていた。


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