背信の美少女-14
「ハァハァ、賭け…？」
田中の言葉が引っかかった。
「ああ賭けだ。誰が1番早く倉田とヤれるか賭けをしてたんだ。ちなみに笹川先生も賭けの対象だよ。笹川先生はな、1番早くヤッた教師が1人一万の総取りだ。6人で賭けてるから、5万の儲けだ。だが倉田は絶対にヤるのは無理だろうとみんな言っていてな、何と1人5万を賭けてるんだ。だから俺は25万を手にする事になるんだ。」
「わ、私を賭けてたんですか…？」
「ああそうだ。」
「ひ、酷い…」
「フッ、体を使ってテストの点数を稼ごうとする女が何を言ってるんだ？」
「そ、それは…」
「倉田がしてるのは売春みたいなものだ。いいか、倉田は売女なんだよ。高校生で売女なんだ。私たちをどうこう言える立場じゃないんだ。自覚しろ。」
「売女…」
その言葉が重くのしかかる。何も知らない幼い自分が現実を知る事で汚れた人間に思えて来た。
「オマエに5万やるよ。ご褒美だ。へへへ」
それを受け取ったら本当に売女になってしまう気がした。絶対に受け取らない、そう強く誓った。
（私、安くない…！？倉田さんの5分の1って…！…って違う！そーゆー問題じゃないでしょ！？）
随分安い女に見られたと思い憤慨した穂花だったが、問題は自分らを賭けに使っていたと言う事だ。穂花はこの学校の全ての男性教師に憎しみを感じた。
「ちなみに安田里美もなかなかいい掛け金だったな。」
「えっ…！？里美も…？」
自分の名前が出た瞬間、里美は顔が真っ青になった。
（何でバラすの…！？）
そう言う事をしている事を沙織には知られたくなかった。軽々しく秘密をペラペラと喋る田中に怒りを覚えた。
「あいつはいやらしい事をいっぱい楽しませてくれそうだって事でみんな3万をかけて誰が1番早くヤルかを掛けたんだ。まぁやっぱり私が勝ったけどな。他に2組の前島とか3組の皆川とか掛け金は高かったけどな。オマエが最高額だよ。いわゆるプレミアム嬢ってとこだな。へへへ、」
（この人達は私たちを食い物にして楽しんでるんだ…）
沙織はそんな汚い大人に股を開いてしまった事を悔やんだ。だがもうどうしようもない。膣にはしっかりと田中のペニスがハマっているのだから…。
「まぁ卒業までたっぷりと可愛がってやるよ。無事に卒業して念願の東京都大学に入りたいなら先生に全てを任せる事だな。配信行為は許さないよ？そんな事したら…、分かるよな？」
「…」
「フフッ」
沙織の胸を威圧的にギュッと握り潰す田中であった。