12歳の後背位-4
しかめていた顔が一転、好奇心の顔に変わる。
「いや、ないよ」
「せっくすは、したことあるでしょ?」
「あ、うん……うん、もちろん」
素人童貞だから偉そうに言うことじゃねぇ。それもその一回だけしか経験してねぇだろ、泡嬢のご好意で ―挿入直後に果ててしまった俺を哀れんで、っていう説もあるけど― 二発させてくれたけれど。
「きゃー。お兄ちゃんのえっちぃ。せっくすしたんだー。ね、誰と誰と?」
綾菜ちゃんが握った両手をぶんぶんと上下に振るたびに、ふくらみかけの小6おっぱいがぷる、と硬く揺れる。パフィーニップルの先端の、乳輪と全く同じ色の、さっきは完全に埋没していた乳首がわずかに突き出していじらしく自己主張している。
「うん、あの……昔の彼女、と」
さすがにソープ嬢とは言えないよなあ。またつまらん見栄を張ってしまった。
「彼女なんだー、いいなあ。ね、そのときって、どこにしゃせーしたの?」
「え?」
「ね、どこ?やっぱり、おまんこ?」
綾菜ちゃんのこの淫語ボキャブラリー、ネットで見ているの動画サイトだけじゃないな絶対。ていうか、綾菜ちゃん小6なのにここまで性に関心あるんだ。それともいまの小6ってみんなこんなもんなのかな。しのちゃんもあと四年もしたら……既におちんちんは見たがるしな。
「うん、おまんこに射精したよ」
うふぅ、なんかゾクゾクする。小6の女の子に向かっておまんことか射精とかって言葉を使って、しかもその小6の女の子はふくらみかけと生えかけを晒して全裸で。ペドフィリアとしての快感そしてしのちゃん以外の女の子と裸で二人っきりでいるという、二重の背徳感に背中が震える。
「え?妊娠しなかったの?」
「だって、コンドーム付けてるから」
「! ね、コンドーム、いま持ってる?」
「持ってないよ」
使う機会ないもんな。
「なんだー。見たかったな」
綾菜ちゃんが両足をベッドに上げ、体育座りのようにして両膝を抱く。わずかに開いた足首の間から、左右の大陰唇に少し押し出されたような陰核包皮と小陰唇のはみ出しが見える。綾菜ちゃんが精液の匂いを嗅いだあたりから復活しかけていた勃起が最高潮に達する。
「綾菜ちゃん、あの……」
「なあに?」
くぅぅ、この、小首をかしげる仕草。あどけない12歳のほほえみの真下のふくらみかけ。まだ性器を覆うほどには成長していない生えかけの恥毛。まだ12歳なのにちょっと大人っぽく成長してきている二本スジのワレメ。ペドフィリアとしての本能が言葉を紡ぐ。
「お願いがあるんだけど、いいかな」
「えー、いいけど、キスと挿入はやだよ」
「……あ、うん、それは、もちろん……」
「初キスと初体験は、大好きな彼氏とするって決めてるの」
「……綾菜ちゃん、彼氏いるの?」
「いないよ。クラスの子でつきあってる子はいるけど、なんかさ、男子たちって子供だから、綾菜はあんまり。もっと大人になってから、ちゃんと恋愛して、すっごく好きになった人に処女あげたいんだ」
小6で処女喪失の方針が立ってるっていうのは、しっかりしてるのかマセてるのか。
「あ、あと、せーえきでくさいから、フェラもやだな」
「……いや、そこまではお願いしないよ。ちょっと、してもらいたいポーズがあるんだ」
「ポーズ?」
「うん。えっと、そこの上に、四つん這いになってみて」
「よつんばい?」
「……ええと、赤ちゃんが這い這いする格好」
「やだー。なんか恥ずかしい」
「お願い。射精見せてあげたじゃん」
「……しょうがないなあ」
しぶしぶ、と、綾菜ちゃんが四つん這いになる。
「こう?」
「うん。それで……もう少し、足を開いて」
「ふふ、こんな感じ?」
「そうそう、で、もう少し、お尻を上げて」
「えー、これって後ろから入れるときのやつだよね。あ、まさか、だめだよ」
「いや大丈夫だよ、入れたりしないから……」
綾菜ちゃんがつん、とお尻を突き上げる。まあ、確かに後背位そのものだな。でも違うんだよ綾菜ちゃん。
「で、人差し指を、静かにして、ってシーってやるときみたいに口に当ててみて」
「ふへへ、変なポーズ」
綾菜ちゃんが笑いながら左の人差し指を口に当てる。うおお、これこれ、これだよあのジュニアアイドルがDVDでプールサイドで見せてくれたポーズは。スク水姿で、どう見ても後背位にしか見えないポーズで、斜め後ろからカメラで狙われて、「こんな格好見せてあげるの、ふたりだけの秘密だよ」とか言い出しそうな笑顔で「ないしょ」のジェスチャーをする、11歳のジュニアアイドルの映像。突き出したお尻のスク水越しの臀裂と、ぷっくりと下向きに尖った形がナイロン生地越しにもはっきりとわかるふくらみかけ、そしてジュニアアイドルのいたずらっぽい笑顔。もうチャプターを打ったみたいにほぼ一瞬でサーチできるほど何度もオナペットにしたシーン。あれと全く同じポーズを、あのジュニアアイドルによく似ている、12歳の綾菜ちゃんが全裸で再現してくれている。