家庭教師 咲希 -授業を始めるその前に-(2022/12/09)-8
咲希はDVDのタイトルと説明書きを
優しい口調で読み上げた。
「『先生、ボクの射精を見てください』
〜勃起、オナニー、射精、どぴゅっ・・・
などのエッチな言葉を女の先生が
優しく何度も言ってくれます〜」
特に、『勃起、オナニー、射精、どぴゅっ』の部分は、
一語一語はっきりと大きな声で読み上げた。
「浩一くんはこういうのが好きなのね?」
「あ、いえ、その・・・。」
「いいのよ、好みは人それぞれだから。
浩一くんは、
このタイトルみたいのに興奮しちゃうの?
見てもらいたいのね?」
浩一がこくんと頷く。
「そっか、そっか。
あと、女の先生がエッチな言葉を言うって
書いてあるけど、
そういうのも好きなの?」
「・・・はい。」
「なるほどね・・・。
・・・ってことは、
私に見てもらったり、
エッチなことを言ってもらうことを
想像してたのかしら?」
「・・・はい。
僕、いつも先生のことを想像しちゃってます。
・・・ごめんなさい。」
「あら、浩一くん、謝らないで。
さっきも言ったけど、
そういうの、私は嬉しいのよ。」
「本当ですか?」
「ええ、本当。
私のことを想像しながら、
好きなだけオナニーしていいから。」
咲希は明るくおどけた感じで話した。
「そんな・・・。
でも、僕、なんかホッとしました。」
浩一の顔がぱっと明るくなった。
* * *