未亡人との歪な関係D-5
「ふふ、可愛い」
「…わっ」
佳織は隼人の体を抱きしめると、自分が隼人の上に馬乗りになる。
「不安なら、今日はあたしがしてあげる」
佳織は隼人の髪に指を通して何度も撫でて、前髪をかきあげると、顕になった額にキスをした。
「痛かったら言って?」
額に何度もキスを落とし、頬へ、口へ、顎へ…唇を移していく。
ごくり、と唾を飲み込む音が隼人の喉元から鳴る。
「耳は?」
耳たぶを優しく食み、ゆっくりと耳たぶから軟骨のあたりまで舌で舐め上げる。
「うっ、ぁ…、本間さん…」
「ふふ、いやらしい声出しちゃって、可愛い」
耳元に何度もキスを落としては、舐め上げて、そうしながら左手は隼人の胸元を何度も撫でる。
「すごい…気持ちいい……本間さんが、こんなことしてくれるなんて」
「あら。ベッドの上でなら、いくらでもしてあげるのに。乳首、やらしいね。指で弾くとたっちゃう」
胸元を撫でつつ、首筋、鎖骨へと舌をはわせると、隼人の体がびくびくと震える。
「シャワー浴びたのに、汗かいちゃってるよ?武島くん」
「ぁうっ」
小さめの乳輪をいきなり舌でなぞりあげると、隼人が声を上げる。
彼はこんなにも声を出すタイプだったのかと、佳織は嬉しくなった。
さらに、短い爪を胸元に立てて、爪で引っ掻いていく。
「ほ、本間さんっ、や、やばい…」
「そんなに声出されると、もっと苛めたくなっちゃうよ」
彼の鋭い目つきは、いつの間にか切なそうなものになっていた。
時折隼人を見上げつつ、乳輪をゆっくりと舐め上げては、きゅっ、と歯を立てる。
「ぅ……あぁっ」
いつも冷静で、クールな隼人は、ワンナイトの女性にもきっと優しくーー自分の欲望を晒すことはあまりなかったのではなかろうか。
それを自分になら出せるのなら……佳織はそう思いながら、どんどん大胆になっていく。
「武島くんにそんな声出されたら興奮しちゃうでしょう?」
「だ、だって…俺、本間さんのこと……」
「本間さんのこと、なあに?」
「は、ぁ、マジで、もうエロい目でしか見れなっ……いから、やば、いっ……嬉しくて、やばいっ……」
まるでうわごとのように、隼人は欲望を吐き出していく。
「でも最近、度がすぎるよ?あたしだって、武島くんにいやらしいことされたくて我慢してるのに」
「う、ぁあっ、あっ」
舌の腹で、舌先で、何度も左の乳首をなぞり上げる。
「こっちは?」
舌をつつっ…とずらしながら、佳織は右の乳輪に優しくキスをした。
「どっちが好き?ふふ」
「も、もうわかんなっ……ほん、まさ、んっ」
「そんなに可愛い声出されたら、すぐオチ×チン、食べたくなっちゃうでしょ」